土日2日間で、レース1、2とふたつの決勝が行われるSBK=世界スーパーバイク選手権。今年の開幕戦オーストラリアラウンドのレース1は先ほど、決勝を終えました。今年初のウィナーになったのは、2連覇王者のジョナサン・レイ(カワサキ)、それともチャズ・デイビス(ドゥカティ)・・・? 結果は記事でご確認ください!

カワサキ 対 ドゥカティの構図に、今年はヤマハも加わるか?

1発のタイムで予選順位を決めるスーパーポールは、J.レイとトム・サイクスのカワサキファクトリーが1-2を形成。そして3-4位はマルコ・メランドリとC.デイビスのドゥカティファクトリーが獲得しました。

やはり2016年同様、今年もカワサキとドゥカティの両ファクトリーの激突・・・という構図になりそうですけど、5位にはヤマハファクトリー2年目のアレックス・ローズが食い込みました。全日本選手権やモトアメリカでは強さを発揮しているヤマハYZF-R1ですが、SBKでは昨年はイマイチ・・・いやイマサン?くらいの成績しか残せませんでした。今年は戦闘力を向上させて、2大勢力に食い込めるか注目ですね!

画像: 2017年型のヤマハYZF-R1。A.ローズと、ホンダから移籍のマイケル・ファン・デル・マークが、今年のファクトリーライダーとして起用されています。 race.yamaha-motor.co.jp

2017年型のヤマハYZF-R1。A.ローズと、ホンダから移籍のマイケル・ファン・デル・マークが、今年のファクトリーライダーとして起用されています。

race.yamaha-motor.co.jp

レースの序盤では、M.メランドリが目立ちましたが・・・

決勝のレース1は、2014年以来のSBK決勝を走るメランドリがホールショット! そしてレイ、サイクス、デイビス、そしてローズが先頭集団を形成します。2〜5周はレイが先頭を走りますが、6周目から再びメランドリが首位に浮上! しかし8周目にメランドリは痛恨の転倒を喫して、残念ながらリタイアに終わりました・・・。

メランドリに代り、10周目はサイクスが・・・そして11周目はローズが首位を走行。しかし再びレイが首位を奪い返す・・・という接戦が終盤まで続きました。最終周、1度デイビスがレイをパスするものの、すぐにレイが抜き返します。デイビスは最後までレイに追いすがりますが、僅差でレイが今年のオープニングレースを制しました!

画像: レース1を優勝したJ.レイ(カワサキ)。22周のレース中、12周で首位を走り、その強さをみせつけました! photos.worldsbk.com

レース1を優勝したJ.レイ(カワサキ)。22周のレース中、12周で首位を走り、その強さをみせつけました!

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画像: 0.042秒の僅差で、2位に甘んじたC.デイビス(ドゥカティ)。レース2も接戦が期待されますね! photos.worldsbk.com

0.042秒の僅差で、2位に甘んじたC.デイビス(ドゥカティ)。レース2も接戦が期待されますね!

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3位はなんとかローズの追撃を振り払ったサイクスが獲得。4位のローズに続いて、5位に入ったのはMVアグスタのレオン・キャミア。なんと1〜5位は英国ライダーが占める・・・という近年のSBKの英国勢の勢いを象徴する結果になりました。

画像: 昨年のランキングトップ3が、今年初レースの表彰台に上がりました(左からC.デイビス、J.レイ、T.サイクス)。おなじみの顔ぶれ・・・とも言えますが、ヤマハのA.ローズやドゥカティのメランドリらがここに食い込む・・・展開も今年は期待できそうです。 photos.worldsbk.com

昨年のランキングトップ3が、今年初レースの表彰台に上がりました(左からC.デイビス、J.レイ、T.サイクス)。おなじみの顔ぶれ・・・とも言えますが、ヤマハのA.ローズやドゥカティのメランドリらがここに食い込む・・・展開も今年は期待できそうです。

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なお5〜10位は、シャビ・フォレス(ドゥカティ)、ジョルディ・トーレス(BMW)、ユージン・ラバティ(アプリリア)、M.V.D.マーク(ヤマハ)、ランディ・クルメナッハ(カワサキ)・・・の順でした。ホンダファクトリーのニッキー・ヘイデンは11位、そしてステファン・ブラドルは15位と、新型CBR1000RRの熟成不足に苦労しているみたいですね・・・。

日曜のレース2では、昨年からの3強がその強さを再びみせつけるのか・・・それとも新たにポディウムをゲットするライダーが登場するのか・・・楽しみに明日を待ちましょう!

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