カワサキ 対 ドゥカティの構図に、今年はヤマハも加わるか?
1発のタイムで予選順位を決めるスーパーポールは、J.レイとトム・サイクスのカワサキファクトリーが1-2を形成。そして3-4位はマルコ・メランドリとC.デイビスのドゥカティファクトリーが獲得しました。
やはり2016年同様、今年もカワサキとドゥカティの両ファクトリーの激突・・・という構図になりそうですけど、5位にはヤマハファクトリー2年目のアレックス・ローズが食い込みました。全日本選手権やモトアメリカでは強さを発揮しているヤマハYZF-R1ですが、SBKでは昨年はイマイチ・・・いやイマサン?くらいの成績しか残せませんでした。今年は戦闘力を向上させて、2大勢力に食い込めるか注目ですね!
レースの序盤では、M.メランドリが目立ちましたが・・・
決勝のレース1は、2014年以来のSBK決勝を走るメランドリがホールショット! そしてレイ、サイクス、デイビス、そしてローズが先頭集団を形成します。2〜5周はレイが先頭を走りますが、6周目から再びメランドリが首位に浮上! しかし8周目にメランドリは痛恨の転倒を喫して、残念ながらリタイアに終わりました・・・。
メランドリに代り、10周目はサイクスが・・・そして11周目はローズが首位を走行。しかし再びレイが首位を奪い返す・・・という接戦が終盤まで続きました。最終周、1度デイビスがレイをパスするものの、すぐにレイが抜き返します。デイビスは最後までレイに追いすがりますが、僅差でレイが今年のオープニングレースを制しました!
3位はなんとかローズの追撃を振り払ったサイクスが獲得。4位のローズに続いて、5位に入ったのはMVアグスタのレオン・キャミア。なんと1〜5位は英国ライダーが占める・・・という近年のSBKの英国勢の勢いを象徴する結果になりました。
なお5〜10位は、シャビ・フォレス(ドゥカティ)、ジョルディ・トーレス(BMW)、ユージン・ラバティ(アプリリア)、M.V.D.マーク(ヤマハ)、ランディ・クルメナッハ(カワサキ)・・・の順でした。ホンダファクトリーのニッキー・ヘイデンは11位、そしてステファン・ブラドルは15位と、新型CBR1000RRの熟成不足に苦労しているみたいですね・・・。
日曜のレース2では、昨年からの3強がその強さを再びみせつけるのか・・・それとも新たにポディウムをゲットするライダーが登場するのか・・・楽しみに明日を待ちましょう!