ドゥカティ勢好調! 2番手はアンドレア・ドビツィオーゾ・・・ ロレンソは?
途中からの雨によって初日のテストは文字どおり水を差された格好になりましたが、ドゥカティチームにとって初日の結果は、まずまず満足できるものだったようです。ストーナーとドビツィオーゾのふたりだけが1分59秒台のタイムを出して初日の1-2を独占。それにしてもストーナーは、引退してプラプラ?してないで、現役に復帰したらいいのに、と思います(余計な御世話ですね)。
一方、今年超高額の契約金でドゥカティに加入した2015年度のMotoGP王者、ホルヘ・ロレンソは17番手という低調なポジション。ドゥカティのTwitterに載ったコメントでは、「僕はまだこのバイクに適応するための時間が必要みたいだ。しかし、まだ結論に至るには早いよ」と強気の姿勢をのぞかせていました。王者のプライドで、どこまでGP17を自分のモノにするか・・・期待しましょう!
一方ストーナーは「雨が降り始めたのは残念だけど、水曜にはやんでもっとバイクを進歩させられるだろう」と余裕のコメント。ドビツィオーゾは、「テストの初日はうまくいったね。(前のテストの)バレンシアと同じバイクで、最初から良いペースを示してくれたので満足している」と手応えを口にしています。
先日お伝えした、デスモセディチGP17のシートカウル後端についた"箱"の効果か、今のところはドゥカティが好調をキープしているみたいですね。箱の中身はF1で使われていたマス・ダンパーとか、FRICとかサスペンション関連のデバイス・・・などなど、未だ真相がわからないためいろんな説が飛び交ってますが・・・今年のドゥカティ、要注目ですね!
ライバルたちの巻き返しはあるのか? 注目しましょう!
3番手はヤマハファクトリー新加入のマーベリック・ビニャーレス。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは8番手なので、ロッシの心境がいかなるものか・・・ちょっと気になります。サテライトでドゥカティに乗るアルバロ・バウティスタが4位と大健闘。今年スズキ新加入のアンドレア・イアンノーネは5位でした。
ホンダ勢では、昨年サテライトながら2勝したカル・クラッチローが6位で最上位。昨年度王者のマルク・マルケスは9番手発進でした。まぁ先述のとおり、あくまでテストでのタイムですから、このまま今年の成績に直結するわけではありません。ただ、ファンとしては、誰が上位にくるのか・・・については、たとえテストでも気になってしまいますね(苦笑)。
今回のセパンテストのあとは、2月15日にオーストラリアのフィリップアイランドで・・・そして3月10日には開幕戦の地であるカタールのロサイルで、MotoGPの合同テストが行われます。果たして2017年度の本番用フェアリングはいつデビューするのか・・・そして各チームどのような仕上がりぶりを見せるのか・・・これからの展開に注目しましょう!