CBとは何か。CBとはスーパースポーツである。スーパースポーツとは何か。それは他を圧倒する高性能である。ナンバーワンである。他には真似出来ないハイメカニズムである。そんなCBの名を受け継ぐ名車の物語から、今回はCB900Fを紹介したいと思います。

トータルバランスに優れる空冷四発の最高峰

画像: topsy.one
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打倒Z1に燃えるホンダの次なる手は、ズバリ1000㎝3、何と6気筒!'78年、CBXの登場だ。Z1をはるかに凌駕するパワーを持ち、最速の座を確保した。が、しかし、確かにハイパワーではあったが、6気筒故のマスの大きさ、そしてフレームはエンジンに負けていた。実は旗艦としての役目はCBXが担っていたものの、本来のZ1キラーとしてホンダはRCBのテクノロジーを投入したCB900Fを同時に開発していたのだ。

数有る空冷四発の中で最もトータルバランスに優れていると現在でも賞賛される事が多いCB900F。
ボルドール24時間耐久レースを制覇した事から、「ボルドール」の名も命名されました。

ヨーロッパ耐久選手権へ投入されたRCB1000が1977年、シリーズ全勝を収め、「浮沈艦」「無敵艦隊」と呼ばれる程のマシンとなった技術を市販車に投入したモデルとして、「RCBのイメージをダイレクトに受け継ぐ、サーキット最速・最軽量のスーパースポーツ」をコンセプトに開発されたモデルでもありました。

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