第229回は、トヨタ『SERA』 をご紹介します!かつてのモーターショーで注目を浴びた参考出品が、市販化された夢のクルマというべきトヨタ『SERA』。今年の東京モーターショーでは、私たちにどんな未来を魅せてくれるのでしょう ♥︎ (あぁこ@ロレンス編集部)
トヨタ『SERA』 (1990年)
トヨタは日本を代表するメーカーらしく、常に保守的なクルマを作り続け、限定バージョンや少量生産車などの個性的なモデルは敬遠してきた。
しかし、日産をはじめとする他メーカーに急追されている現状では、ニーズの多様化に呼応せざるを得なくなり、重い腰をようやく上げることになった。
セラは89年のモーターショーに出展されていたAVX-Ⅱそのもので、近未来のクルマを思わせるボディデザインを持つ。
キャノピーと呼ぶにふさわしいキャビンは完全にフラッシュサーフェス化されている。そして最も目を引くのが、日本初のガルウイングタイプドア。
Aピラーの基部とルーフを支点にして前に大きくはね上がり、ルーフをもオープン状態にしている。
サスペンションは現行スターレットをベースにしているため、F・ストラット、R・トーションビームである。
エンジンは1.5ℓのハイメカツインカム5E-FHE型でパワーは110ps。なお、この3月から市販が開始されている。(原文のまま)
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