宮藤官九郎脚本・監督の超絶地獄コメディ。
バス事故に遭った高校生が、片思いの同級生とキスをしたい一心で、地獄からの生還を賭けて必死の努力をする。

不運の事故と”誤解”のために地獄に落ちた高校生の起死回生ストーリー

地獄に落ちた17歳の大助は、大好きな同級生のひろ美ちゃんにもう一度(せめて一度)会う(キスする)ために、転生輪廻を目指す。
輪廻の機会は7回あって、さまざまな試練に挑戦するわけだが、人間に戻れるチャンスはほんのわずかしかない。大助は試行錯誤のうえ、地獄の鬼キラーKが率いるバンドのメンバーとして地獄のロック対決に挑む・・。

画像: tooyoungtodie.jp
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感想:クドカンワールド全開で、面白いけれど、もう少し短かったら良かったかな

脚本・監督を宮藤官九郎さんが担当している以上、面白くないわけはない。
主役を神木隆之介、脇を固めるのも長瀬智也(キラーK)、桐谷健太、古田新太、尾野真千子らと、芸達者な役者たちが揃っている。面白くないわけがない。

また、主人公 大助がひたむきに惚れ抜いている美少女を演じる森川葵ちゃんも、ものすごく美人というわけではないし、登場シーンは少ないものの実に魅力的で、大助が必死に地獄の責め苦や試練に耐えながら頑張るモチベーションを保てるだけの説得力を持っている。(特に事故が起きる寸前のバスでの主人公とのからみは、胸がキュン とすること請け合いだ)

画像: 森川葵ちゃん tooyoungtodie.jp

森川葵ちゃん

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また、ハッピーエンドはハッピーエンドなのだが、物語の設定や背景を知ったうえで想像するような安易なエンディングではなく、少しほろ苦く、よく考えると切なさを残していて、好感持てる。

ただ、惜しむらくは、ちょっと長い・・・。あと15分くらい短く編集してくれたらもう少しよかった。ちょっと途中で中だるみして、飽きてしまう時間が出てしまうのが惜しい。

その途中のダルさを抜ければ、神木隆之介と長瀬智也の 相性抜群の馬鹿馬鹿しいばかりのカタルシスが待っているし、十代の頃の初恋を思い出させる甘い気分も味わえるから、そこは我慢だ。

画像: 『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』予告編 youtu.be

『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』予告編

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