白雪姫の”真”の主役は、彼女を亡き者にしようとする邪悪な魔女ラヴェンナだった。そして彼女にはさらに恐ろしい魔力を持つ妹 氷の女王フレイヤがいた。(前作『スノーホワイト』で)白雪姫(スノーホワイト)と狩人のエリックの活躍でラヴェンナが倒されたことを知ったフレイヤは、魔法の鏡を手に入れることで、姉ラヴェンナを蘇らせようと決心するー。
妖異な魔力を有する魔法の鏡を巡って、人間と魔女が争い、さらにドワーフにゴブリンも登場する本作。スノーホワイトとタイトルにはあるものの、スノーホワイト本人は出てこないし、鏡を指輪に置き換えると、まるでロード・オブ・ザ・リングのノリだw。
愛する男に裏切られ、子供を亡くしたことで愛を信じることができなくなったフレイヤは、一人氷の王国を支配し、子供たちを集めては家族や恋人を愛することを禁じられた戦士に育て上げている。前作でスノーホワイトを援けて魔女ラヴェンナと戦った狩人ハンスが、今回の主人公。彼は、元々は氷の国の出身で、フレイヤによって引き裂かれた妻がいた。
妻の愛を取り戻し、フレイヤの野望を打ち破ることができるか?そして、魔女ラヴェンナが蘇ることを阻止できるか?というお話。
全体でいうと、(ロード・オブ・ザ・リング+アナと雪の女王+白雪姫)÷ 7 くらいの、テイストで、すごく面白い!とは言い難いのが残念。
ただし、主人公エリックを演じるクリス・ヘムズワースはかっこいいし、妻で女戦士役のジェシカ・チャステインも40歳近くとは思えない美しさ。美しさといえばラヴェンナを演じるシャーリーズ・セロンの妖しくも酷薄な表情はなかなかの見もの。美しい映像を堪能すれば、少なくともDVDで見る分には 十分楽しめる作品。
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