男はいつまでオートバイ乗りの精神を持ち続けていられるのか。男はなぜオートバイに惹きつけられていくのか。そして男はなぜ速いものに憧れ、速いものを憎むのか。「バイク乗りのバイブル」としてバイクを愛する男たちに愛され続ける『キリン』の物語を紐解いていきたいと思います。
HONDA CB1100R
![画像1: (キリンファンブック©東本昌平©モーターマガジン社) www.motormagazine.co.jp](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782553/rc/2016/11/01/2f8efff21a179498b7e764de152ab3dc2f92b8c5_xlarge.jpg)
(キリンファンブック©東本昌平©モーターマガジン社)
www.motormagazine.co.jpキリンと橋本による、カタナとポルシェのバトルを偶然見かけ、そのまま乱入するかたちでバトルに加わったのは、耐久レーサーをルーツにする夢のモデルだった。
![画像2: (キリンファンブック©東本昌平©モーターマガジン社) www.motormagazine.co.jp](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782553/rc/2016/11/01/f219ee314011f68b4564d1c65f0b274173740e5e.jpg)
(キリンファンブック©東本昌平©モーターマガジン社)
www.motormagazine.co.jpCB1100Rの日本上陸は、今でも覚えている衝撃的なものだった。当時、もちろん1100ccなんて逆輸入に限られていて、雑誌広告に、ズラリと軒先に並んだCB1100Rの写真が掲載されていたあの日。現在のようにRBやRCなんて言い方はせず、ハーフカウルの初期型は81(=発音はハチイチ)、以降ハチニ、最終型はハチサン。ちなみにCB1100Rはイレブンアール、と呼んだ。
ハチイチのころ、国内販売されていた兄弟車であるCB750Fは、初期の79年モデルであるFZが53万8000円だったのに対し、イレブンRは240万円あたり! 希少価値にプレミアがつくや、350万円まで高騰した記憶がある。
レース出場を強く意識したモデルで、全世界で5000台程度といった希少性からもかなり人気を博した特別な存在であったCB1100R。市販車をベースに改造したマシンで戦われる耐久レースなどで活躍したこのCBは、30年の時空を超えても色褪せないイレブンRなのです。
コメントを読む・書く