第195回は、三菱自動車工業 『ギャランΣ』 をご紹介します!日本車っぽくないギャランΣは、三菱車のイメージをガラッと変えたクルマでした。この当時のギャランΣは、快適な機能にあふれた室内で、居住性にかなり力が入っていたそうですよ!(あぁこ@ロレンス編集部)

三菱 ギャランΣ(1981年)

国産では初のターボ・ディーゼル三菱独自の高性能ECI(電子制御燃料噴射システム)などを始めとする新機構を随所に採り入れて、55年4月からフルチェンジで登場した4ドア・サルーンが2代目シグマ。内容的には面目一新したが、基本的なスタイリングは旧モデルのデザインをそのまま受け継いでいるため、スラントノーズの採用などでよりスタイリッシュにはなったものの、あまり変り映えはしない。

そして55年11月には日産、トヨタに続くガソリン・ターボを追加した。86PSのG32B型搭載の1600はシリーズの廉価モデル。100PSのG62B型の1800と、4気筒、OHC、1997cc、110PSのG63B型の2000が中心だが、スポーティ・モデルの2000GSRには120PSのG63B型ECI仕様、“走りのモデル”のGT/GSRターボには145PSのG63B型ECI ターボを載せている。

そして4気筒、OHC、2346cc、75PSの4D55型と95PSの4D55型ディーゼル・ターボの2300ディーゼル・シリーズも設定されている。サスはフロント・ストラット、リア・4リンクが標準だが、GSRとロイヤルとターボはリアもストラットの4輪独立で、ブレーキも1800GTと2000全車、ディーゼルのSL、GSLスーパーには4輪ディスクを採用。

とくにGT/GSRターボは国産では初の4輪ベンチレーテッド・ディスクで、ハードなサスには前後スタビライザーつき。0−400mが16.5秒の高性能、低燃費のターボである。

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