監督は、日本映画界最注目の新鋭・山戸結希。気高く危うい10代の破裂しそうな恋と衝動を描いた、誰も出会ったことのないラブストーリーが誕生した。
この度、本作で映画初出演となった志磨遼平ソロプロジェクト・ドレスコーズが担当する主題歌「コミック・ジェネレイション」のMV(ショートバージョン)が解禁となる。
本楽曲は、志磨が在籍していた伝説のバンド・毛皮のマリーズの名曲を、本作のために再録したニューバージョン。当初は、毛皮のマリーズのバージョンを予定していたが、「昔のぼくはあまりに傲慢で、自分以外の誰のためにも歌ってはいない。今作に寄り添うことが出来ているかはなはだ不安です、と正直に伝え、監督との相談の末にこの度の再演奏・再録音を行いました」と、志磨自らの要望で再録に至った。
今回解禁されたMVは、『溺れるナイフ』の映像を使用。
都会からきたティーン誌のモデル・夏芽(小松菜奈)と地元の神主一族の跡取り・コウ(菅田将暉)が、出会った瞬間に惹かれあい、幸せすぎるシーン満載の映像が切り取られる。
「これは『溺れるナイフ』という夢、その中で暮らす夏芽とコウちゃんのためだけに演奏した(つまり自分以外のために演奏する、初めての)“コミック・ジェネレイション”です」と志磨の思いが込められた本楽曲は、映画とリンクしながら希望の光を導き出す。
本楽曲を聞いた小松は「『愛も平和も欲しくないよ。だって君にしか興味ないもん!』この歌詞はナツメとコウの関係に凄くぴったりであの燃え尽きた夏(撮影)を思い出し、色んな感情が湧いて心にグッときました。映画を観てこの曲を聴いた後も皆さんの心に残る曲と歌詞になると思います。」とコメントを寄せた。
「コミック・ジェネレイション」は、映画「GANTZ:O」主題歌となった「人間ビデオ」とW主題歌シングルとして10月12日(水)より発売中。
さらに、10月25日(火)からカラオケチェーン“まねきねこ”で主題歌を歌うと、映画グッズほか豪華賞品が当たるキャンペーンを実施予定。
11月5日(土)公開に向け、ますます盛り上がりをみせる『溺れるナイフ』に、引き続きご注目ください!
ストーリー
あの頃、君が世界の全てで、私たちは永遠だと信じていた―。
15歳の夏。東京から遠く離れた浮雲町に越してきた、人気モデルの望月夏芽(小松菜奈)。退屈でウンザリするようなこの町で、夏芽は体を貫くような‘閃光’と出会ってしまう。それは、コウと呼ばれる少年・長谷川航一朗(菅田将輝)だった。傲慢なほどに激しく自由なコウに、反発しながらも、どうしようもなく惹かれてゆく夏芽。コウもまた、夏芽の美しさに対等な力を感じ、やがてふたりは付き合いはじめる。「一緒にいれば無敵!」という予感に満たされるふたり。しかし浮雲の夏祭りの夜、全てを変える事件が起きるのだった―。失われた全能感、途切れてしまった絆。傷ついたふたりは、再び輝きを取り戻すことができるのか。未来への一歩を踏み出すために、いま、ふたりがくだす決断とは― 。