秋の行楽シーズンに行ってみたいクルマ博物館。第4弾は首都圏を離れて、広島の「マツダミュージアム」を紹介しよう。

山陽本線の向洋駅南口から徒歩5分。マツダ本社工場の敷地内に、ミュージアムはある。
なお、敷地内にはミュージアム見学者用の駐車場は用意されていない。

画像: 1935年式 TCS型三輪トラック。マツダは1931年から三輪トラックの製造を開始している。

1935年式 TCS型三輪トラック。マツダは1931年から三輪トラックの製造を開始している。

エントランスホールを抜けると、まずは歴史展示。
1920年代からのマツダの歴史がタイトル写真のような大きなパネルで展示されている。
実車も、マツダ黎明期の三輪トラックから最近のモデルまで、常時20台ほどが展示されている。

画像: 一世を風靡した1980年式ファミリアXGなど、どれも懐かしくなる名車ばかりが展示されている。

一世を風靡した1980年式ファミリアXGなど、どれも懐かしくなる名車ばかりが展示されている。

続いて、RE(ロータリーエンジン)展示。残念ながら現在は市販されているモデルはないけれど、マツダが誇るロータリーエンジンの技術について紹介されている。
歴代のエンジン単体がズラリと並び、1991年のル・マン24時間レースで優勝したマツダ787Bも展示されている。

画像: ル・マン優勝マシンのマツダ787B。イベントなどで、4ローターのサウンドを響かせて実際に走る姿を見たことがあるかも?

ル・マン優勝マシンのマツダ787B。イベントなどで、4ローターのサウンドを響かせて実際に走る姿を見たことがあるかも?

さらに、マツダの最新テクノロジー「SKYACTIV(スカイアクティブ)」を中心とした技術展示や、実際の工場の組み立てラインをガラス越しだが見ることもできる。
マツダのオリジナルグッズや、広島カープ&サンフレッチェ広島のグッズも手に入るミュージアムショップもある。

画像: ズラリと並んだロータリーエンジンの単体。787Bに搭載されている4ローターエンジンの単体を見られるのは、おそらくここだけだろう。

ズラリと並んだロータリーエンジンの単体。787Bに搭載されている4ローターエンジンの単体を見られるのは、おそらくここだけだろう。

なお、マツダミュージアムも土日祝日やマツダの休業日に準じて休館となるため、残念ながら行楽シーズンには向かないかも…。
入場料金は無料だが、見学にはインターネットか電話での予約が必要だ。

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