フロントフォークで大切なのは、スムーズに伸縮する、理想的にねじれる、必要な反力を持つ、の3点であるこれらのひとつでも欠けていたら、そのオートバイの操安性は、メーカーの意図したレベルを保つことができないのです。

左右のフロントフォークを平行にしないとスムーズな伸縮を望めない
(Bikers Station@モーターマガジン社)

画像1: (Bikers Station@モーターマガジン社) www.motormagazine.co.jp

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左右2本のフロントフォークは、上部の三ツ叉(図のA)と下部の三ツ叉(B)および、フロントアクスル(C)で連結されているが、フロントフォークそのものや前輪を脱着したら、必ず2本の平行を出さなくてはいけない。アクスルシャフトを押し込んだだけで、平行でなくなってしまうからだ。前輪とフェンダーを外した状態でなら、素手でたわませることすら簡単にできるのだ。

フロントフォークの平行を出す方法は、フロントフォークとアクスルシャフトが、ピンチボルトを緩めるとスライドする側を特定して、ピンチボルトを緩める。そして、ブレーキレバーを握らずにステアリングヘッドを上から押して何度もストロークさせてからピンチボルトを締めればOK。

そして、それと同時にやってほしいのが、上部と下部の三ツ叉およびフロントアクスルにあるピンチボルトの締めつけトルクを調整し、車両メーカーの指定値に合わせてから、フロントフォークのねじれを自分の好みに調整する事だそう。

画像: フロントフォーク断面図(Bikers Station@モーターマガジン社) www.motormagazine.co.jp

フロントフォーク断面図(Bikers Station@モーターマガジン社)

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また、フロントフォークは上の図のように、白い部分の空気でフロントフォークが縮むとエアスプリングとして働く構造となっているので、ここの空気が減るとフォークスプリングがへたったのと似た状態になってしまう。その為、この部分の空気も、減ったら足しておく必要があるのです。

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