1960年代中期のHONDAを支えた名車といえば、CB72(通称ナナニィ。250cc)だが、、海外市場向けにCB72をボアアップして305ccにしたCB77の存在を覚えてらっしゃるだろうか。
60年代、大排気量化していくヨーロッパメーカーに対峙した、誇らしき一台。それがCB77だった。国内ではCP77、もしくはドリーム300 というブランドで販売されていたが、いまでは共通してCB77と呼ぶことが一般化している。
カラーリングも青、赤、黒、白が確認されているが、当時の資料がすべてモノクロであるため、純正色がどれなのかは、いまでは判別できないという。

文○鈴木広一郎 Koichiro Suzuki 写真○小林ヨシオ Yoshio Kobayashi 車両協力○タイム・トンネル
デジタル編集: 楠雅彦@ロレンス編集部

画像: HONDA CB77 SUPER HAWK SPECIFICATION □ エンジン 型式 : 空冷 4ストローク2気筒OHC 2バルブ □総排気量(ボア×ストローク): 305.0cc(60.0×54.0mm) □ 最高出力: 28.5PS/9000rpm □最大トルク:2.50kg- m/7000rpm □ミッション:4速リターン □全長 ×全幅×全高:2025×615×950mm □ホイールベース:1295mm □最低地上高:140 mm □タイヤ前・後:2.75-18・3.00-18  □燃 料タンク容量:14.0L □乾燥重量:159kg  □ 発売当時価格:輸出車

HONDA CB77 SUPER HAWK SPECIFICATION
□ エンジン 型式 : 空冷 4ストローク2気筒OHC 2バルブ □総排気量(ボア×ストローク): 305.0cc(60.0×54.0mm) □ 最高出力: 28.5PS/9000rpm □最大トルク:2.50kg- m/7000rpm □ミッション:4速リターン □全長 ×全幅×全高:2025×615×950mm □ホイールベース:1295mm □最低地上高:140 mm □タイヤ前・後:2.75-18・3.00-18  □燃 料タンク容量:14.0L □乾燥重量:159kg  □ 発売当時価格:輸出車

ところで、このCB77の試乗を行ったスタッフ達は、この車両が登場した当時(1960年代)に敬意を表して、ツイードジャケットxスモークシールドでの撮影を行ったのだが・・・

画像: ”1960年代:大排気量欧州車に対峙した名車” HONDA CB77
〜Mr.Bike BG 2016年1月号『CB+ROAD』より

どうやらそれは大きな失敗だったと述懐している。それはいったいなぜだろうか?

  • 撮影が冬で、寒すぎたから。
  • 現代の公道でも不安のない、正真正銘のロードスポーツだったから。
  • 通りすがりの女子高生に「レトロじゃね」と笑われたから。
  • 撮影が冬で、寒すぎたから。
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  • 現代の公道でも不安のない、正真正銘のロードスポーツだったから。
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  • 通りすがりの女子高生に「レトロじゃね」と笑われたから。
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正解は、CB77が実に速く、非常に優秀なスポーツバイクであると気がついたから。

画像: 「車体に不安を感じないので、現代交通の流れを楽々とリードできる。身のこなし、ハンドルの切れ 角に実用上の問題は無い。年式的にも緊張するのはやはり停止時であるのだが、リアブレーキの精度が高いので全く怖がる必要もない。 これ程までのスーパースポーツである事を想像できなかった。長 い時間をかけてあらゆる場所で試乗に臨むべきだったのだ...。無知からなる、筆者の大失態である」(鈴木広一郎)

「車体に不安を感じないので、現代交通の流れを楽々とリードできる。身のこなし、ハンドルの切れ 角に実用上の問題は無い。年式的にも緊張するのはやはり停止時であるのだが、リアブレーキの精度が高いので全く怖がる必要もない。 これ程までのスーパースポーツである事を想像できなかった。長 い時間をかけてあらゆる場所で試乗に臨むべきだったのだ...。無知からなる、筆者の大失態である」(鈴木広一郎)

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