いまやディズニーのドル箱コンテンツの一つなったマーベル・コミック。多くのヒーローを登場させ、さらに集結。アベンジャーズとして、エンターテインメント業界の台風の目になった。
そのマーベル・コミックの最初のヒーローこそが、このファンタスティク・フォーだ。

『ファンタスティック・フォー』(The Fantastic Four、略称はFF、F4など)は、マーベル・コミック刊行のアメリカン・コミックスに登場するヒーローチームである。また、彼らが登場するコミック、アニメ、映画のタイトルにも使われている。
『スパイダーマン』、『X-メン』などと並ぶマーベル・コミックの基幹タイトルのひとつである。

「ファンタスティック・フォー」は、10年前にも映画化されて、ジェシカ・アルバやクリス・エヴァンスといったトップスターを並べたが、正直 どうにもコメディタッチというか、アメリカンコミックの悪い部分があって、面白いとは思えなかった。

今回の『ファンタスティック・フォー』は、4人(実際には5人)の超人たちの誕生する過程を、上映時間の前半をたっぷり使って丁寧に描いており、それ自体は好感が持てる。ただし、それだけ”ヒーロー”の登場が遅れるわけで、アクションSFムービーを期待している向きには、まどろっこしいとしか言いようがないかもしれない。

それに、特撮のCGも他のマーベルヒーロー物に比べるとややチャチというか、作り物ぽく見える。
あまり予算をかけられていなかったのかもしれない。
主役のMr.ファンタスティックことリードを演じるのは、傑作『セッション』で主演を務めたマイルズ・テラーで、茫洋とした味が長所のいい役者だが、超人的ヒーローには見えない。
また、ヒロインのスーを演じるケイト・マーラは、2005年版のジェシカ・アルバに比べて、いかにも地味だ・・・。

面白かったか、と問われれば・・・見て後悔はない出来と思うが、僕の中では、他のマーベル作品と比べれば『アントマン』よりは少し上だが、平均よりは下、というくらいのものである。

それでも2005年版よりは、だいぶ良い、のだがw

画像: 『ファンタスティック・フォー』2016.1.6先行レンタル配信/2016.2.3ブルーレイ&DVDリリース youtu.be

『ファンタスティック・フォー』2016.1.6先行レンタル配信/2016.2.3ブルーレイ&DVDリリース

youtu.be

2005年版と2015年版、どっちを評価する??

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