華やかなファッション業界で成功し、結婚してプライベートも充実、現代女性の理想の人生を送るジュールズ。そんな彼女の部下にシニア・インターンのベンが雇われる。
最初は40歳も年上のベンに何かとイラつくジュールズだが、いつしか彼の的確な助言に頼るように。彼の“豊かな人生経験”が彼女のどんな難問にもアドバイスを用意し、彼の“シンプルな生き方”はジュールズを変えていくー。そんな時、ジュールズは思わぬ危機を迎え、大きな選択を迫られることに!
オフィシャルサイトより

実は表題は、僕の4年前の著書(しばらく本を書いていないな・・)のタイトルだw
スタートアップを創り、経営する起業家の”他の誰にも理解され難い苦しみや辛さ”をリアルに書き、同時にその反動として得ることができるであろう歓びを記した一冊だ。もし興味があれば、ぜひお買い求めください(笑)。

さて、本作『マイ・インターン』では、『プラダを着た悪魔』でファッション業界で奮闘する若い女性を演じたアン・ハサウェイが、ファッションECサイトの創業者兼CEOジュールズに扮している。
彼女の元にシニア・インターンとして配属される、70歳の大ベテラン ベンを演じるのはロバート・デニーロ。

社会に必要とされたい70歳と、経営者の資質を問われる若きCEO

デニーロ演じるベン は、ブルックリン在住。
彼は、毎朝7時15分にスターバックスにいく。ビジネスパーソンたちが集う場所にいると社会に属しているように思えるからだ。

彼はすでにリタイアした身であり、暇を持て余していた。さらに、3年以上前に妻に先立たれ、家にいると侘しさと虚しさに耐えきれなくなってしまう。
そんなとき、彼はAbout The Fit(ATF)というインターネットで洋服を売る企業(つまり、ファッションEコマースのネット企業)が、シニア・インターン(高齢者限定のインターン)を募集していることを知って、即座に募集する。そして、いくつかの面接を経て、彼はCEO直属のインターンシップとして採用されるのだ。

アン・ハサウェイ演ずるジュールズ はEC企業 ATFの創業者。社内の移動はエクササイズを兼ねて自転車を使うが、本当はせっかちだからだ。また、彼女は母親との不仲もあり、年配の人間との付き合いを苦手に思っていた。だからベンとの接触も極力避けようとしている。
ジュールズは、わずか1年半で200人以上を雇用する優良スタートアップへと成長させた、優秀な女性だ。しかし、その急激な成長が歪みを生み、取締役会から外部から老練なCEOを迎えるべきだと進言されている。
ジュールズは「マーク・ザッカーバーグも十代で会社経営していた」と不満をぶちまけるが、CEO候補のリストを渡されて、憂鬱のまっただなかだ。

画像: 成功したネット企業の典型的なつくりのオフィス wwws.warnerbros.co.jp

成功したネット企業の典型的なつくりのオフィス

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画像: オフィスの中まで自転車w wwws.warnerbros.co.jp

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画像: 若きCEO役のアン・ハサウェイ。老人が嫌い。

若きCEO役のアン・ハサウェイ。老人が嫌い。

画像: IT企業にやってきた70歳のインターンを演じるロバート・デニーロ wwws.warnerbros.co.jp

IT企業にやってきた70歳のインターンを演じるロバート・デニーロ

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NYのネットベンチャーはこんな感じなのかも?と信じかけるファンタジー。
若者は年長者から学ぶべき。年長者は若者を尊重すべき。

本作はなかなかにうまくネットベンチャーの様態を表現している。
スタートアップとして非常にうまくいっているがゆえに、スタートアップの乗るか反るかという時期は既に通り過ぎていて、会社がどうにかなるかも?という経営者としての苦悩はジュールズにはない。ただ、急成長につきもののトラブルは続発するし、CEO選びは難航するしと、起業家のつらさはそれなりに描かれている。 (とはいえ、NYからサンフランシスコの出張にファーストクラスを使うなど、僕たちには考えられない贅沢をしているのはどうかと思うけどw)

また、順風満帆にみえた彼女の私生活も、実はそれほど”順調”でもなかった。超多忙な起業家は常に両肩に非常な重荷を負わされており、プライベートとビジネスのどちらを優先するかを迫られるからだ。

また、ベンはサラリーマンとして勤め上げた”忍耐”と”寛容”をもって、わがまま女性起業家を支えようとする。誰もが彼のように振る舞えるわけではないが、老いているからといって誰もが役立たないわけでもないのだ。

画像: 徐々に打ち解けていく二人。ATFのオフィスは、改装前には電話帳工場だったが、そこはベンが40年働いていた場所でもあった。 wwws.warnerbros.co.jp

徐々に打ち解けていく二人。ATFのオフィスは、改装前には電話帳工場だったが、そこはベンが40年働いていた場所でもあった。

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人は誰でも自分を必要とする”社会”を必要としている。

本作は、すべてを投げ打って仕事に打ち込む起業家と、妻と仕事を失くして人生を無意味に感じている老人の心の触れ合いを描いている。頑張っている若い働き者(女性で、しかも美人ということは”おまけ”としよう)を理解し、支えようと考える年長者と、高齢者だからといって時代についてこれないと決めつけず、彼が培ってきた能力や経験を受け入れようと考える若者のコラボレーション。

両者に共通するのは、互いを尊重する素直さと、社会に認められることの重要さ・社会に属することの必要さを心の底から欲している、ということだ。共通点がある限り、老若男女を問わず、皆が理解し合えるし、協力し合えるのである。

画像: 思いもかけず訪れた試練に臆するヒロイン wwws.warnerbros.co.jp

思いもかけず訪れた試練に臆するヒロイン

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画像: そんな彼女に気持ちのこもったエールを送る wwws.warnerbros.co.jp

そんな彼女に気持ちのこもったエールを送る

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画像: 経験に裏付けされた年長者の励ましは力強いものだ。 wwws.warnerbros.co.jp

経験に裏付けされた年長者の励ましは力強いものだ。

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画像: 自分のエールを喜んでくれる若い”友達”がいることは、とても誇らしいことである。 wwws.warnerbros.co.jp

自分のエールを喜んでくれる若い”友達”がいることは、とても誇らしいことである。

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画像: ブルーレイ&DVD『マイ・インターン』トレーラー 2月10日リリース youtu.be

ブルーレイ&DVD『マイ・インターン』トレーラー 2月10日リリース

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