1970年代第一次オイルショックの影響で自動車メーカーは安全問題、排ガス規制問題にくわえ、低燃費の実現に挑戦することになりました。そんな中、ファミリーカーとして実質的な価値を高めたモデルとして、居住性、操作性、品質を中心に、機能の向上を目指したワンランク上のファミリアとして誕生したプレストから2車種「マツダファミリア1300プレスト」と「マツダファミリア1300プレストクーペ」をご紹介します。(あぁこ@ロレンス編集部)
マツダファミリア1300プレスト(1970年)
セダンをベースにスタイルを発展させたものだ。とはいってもこのボディは1000/1200のものと同じもの、前後のグリルを変えてフェイスリフトを果たしただけだ。S・OHエンジンはセダンと共通、またインストルメント・パネルにタコ・メーターをもっているほかは、これもセダン、スーパーDXと同じである。空気抵抗の小さなスタイリングによって最高速度は155km/hで5km/h高い。
マツダファミリア1300プレストクーペ(1970年)
ファミリアは現在の東洋工業のラインナップの中ではドル箱的存在だ大衆車のランクが上るにつれ車種もエスカレートし、このプレストはS・OHC1272cc・75PSという新エンジンを搭載している。パフォーマンスも150㌔と高い。ボディは1000/1200と同じものだが、しかしコンソール・ボックスの装備などによって室内はかなり豪華な印象のものに装いを変えている。
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