以前、ロレンスでもちょこっと紹介したように、今、マレーシアGPの開催地であるセパンでは、各チームが参加するオフィシャルテストで賑わっています!
先日、ドゥカティチーム、セパンで行われたIRTA公式テストを終了したようです!
ドゥカティチーム、セパンで行われたIRTA公式テストを終了3日間のIRTA公式テストが、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われました!
最終日は、前夜に降り続いた雨によって路面が濡れていたため、ドゥカティチームの公式ライダー、アンドレア・イアンノーネとアンドレア・ドヴィツィオーゾ、さらに今季からテストライダーとしてチームに加わり、過去に2回ワールドチャンピオンに輝いているケーシー・ストーナーは、コンディションの回復を待って、午前中の大半は走行を控えざるを得ませんでした。
ふたりのアンドレアは、開発プログラムを進めるとともに、ニュー・デスモセディチGPとミシュランタイヤのマッチングを行いました。ストーナーは、昨年型のGP15で予定されていたテストプログラムを実行しました。
イアンノーネは、午前中、新旧デスモセディチの比較テスト中にクラッシュしたものの、彼自身に怪我はなく、マシンも無傷でした。午後1時頃、にわか雨のためにテストは中断。
再び路面がドライになると、2名のドゥカティ公式ライダーは、2016デスモセディチ GPのテストに集中しましたが、午後遅くにいくつかのメカニカルトラブルが発生したため、両名ともにテストは終了。
最終日のラップタイムは、ストーナーが5位(2分01秒070)、イアンノーネが8位(2分01秒233)、ドヴィツィオーゾが13位(2分01秒675)でした。
テスト走行後、3人はこのように語っています!
アンドレア・イアンノーネ(Ducati MotoGP チーム #29)総合ベストタイム -- 2分01秒052(8位)、38周
「今回のテストは、いつもと少し勝手が違った。ニューマシンの開発に専念するのではなく、ミシュランのニュータイヤのマッチング作業を優先することになったが、進捗状況には満足している。ニューマシンに慣れるだけでなく、いわゆる初期トラブルもいくつか経験できたので、その意味でも有意義だった。マイナーな問題でスローダウンを余儀なくされてアタックこそできなかったが、ポジティブな 1 日だったと思う。すぐにオーストラリア・テストが控えている。今回収集したデータがマシン開発に役立ってくれるだろう。」
ケーシー・ストーナー(Ducati MotoGP チーム #27)総合ベストタイム -- 2分01秒070(9 位)、30周
「かなり良いテストができた。3日間のテストに身体が耐えられたことには、自分自身でも驚いている。今は何も問題はないが、明日はかなり辛くなるかもしれないね! テストもうまく行ったうえ、自分自身もすぐに相応のスピードで走行できたので、非常にポジティブなテストだったと言えそうだ。今日は周回を重ねることはできなかったが、悪くはなかった。ふたつのジオメトリーを比較するために 2 度コースに出たが、雨のせいでテストを完了できなかった。その後、わずかにドライで走行できる時間があったものの、リアグリップが最適ではなく、バランスを取り直すのに時間をかけすぎてしまった。いずれにしても、進捗状況はもちろん、ジジ(ダッリーニャ)やチームとの仕事も素晴らしかった。」
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGP チーム #04) 総合ベストタイム -- 2分01秒675(16 位)、34周
「今日は昨日より難しい1日だった。複数のトラブルが発生したうえ、現場では解決できなかったので、プログラムに遅れが出た。午前中はコンディションの回復を待たざるを得ず、あまり周回できなかった。午後に雨が再び降り始めたが、上がってからはすぐにペースを掴んだ。ユーズドタイヤでもテストを行い、マシンを改良することができたが、セッション終盤に別の問題に遭遇した。ギリギリまでピットで作業を行ってから再び走行したものの、それまで以上の結果は出なかった。周回数は自分の希望よりも少なかったが、新しいミシュランを経験したことが重要だ。ファクトリーでトラブルを解決して、オーストラリアでは今回以上にスムーズにプログラムを消化したい。」