第55回は、一般公募で「サニー」と名付けられた車は、1970年代の若者に 「サニーといえばレース」 、というイメージを植えつけました。乗る者すべてを魅了し、親しまれ続けたサニーから3車種ご紹介します。(あぁこ@ロレンス編集部)

ダットサンサニー1200デラックス(1970年)

画像: ダットサンサニー1200デラックス(1970年)

1200シリーズはすべて同じエンジンを搭載し、登板能力を除けば、トップスピードは手動変速機つきで150km/h、自動で145km/hと変わらない。デラックスはラジオ、ヒーター、リクライニングシートなどを標準装備している。1200のフロントサスペンションは、1000の横置きリーフとウィッシュボーンの組み合わせにたいしてストラット式。

ダットサンサニー1200GL(1970年)

画像: ダットサンサニー1200GL(1970年)

デラックスよりさらに豪華な仕様をそなえたのがGL(グランド・ラグジュアリー)である。すなわちデラックスの装備のほか、マフラカッター、時計、カーペット式フロアマットなどをそなえ、機構上も前輪ディスクブレーキ、衝撃吸収ハンドル、ステアリングロック、パッシングライトなどをつけている。

ダットサンサニークーペ1200GL(1970年)

画像: ダットサンサニークーペ1200GL(1970年)

GL仕様のクーペで、外観上は空気排出口のオーナメント、ホイールキャップなどで見分けられる。もっともこれらはデラックス仕様車にもオプションでつく。前輪ディスクブレーキ、センターコンソール、時計、パッシングライトなども標準装備。これにも4速フロアとオートマチックの両方があり、オートマチック・クーペGLは1200シリーズ中の最高価格車(64万円)である。

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