自動車雑誌、オートバイ雑誌の老舗出版社株式会社モーターマガジン社全面協力の元、同社出版の【RIDE LIFE MAGAZINE GOGGLE】より、バイク業界の色々な方面で頑張る、バイク愛に溢れたレジェンド達を紹介していきたいと思います。

アメリカの伝統的バイクメーカーと言えば ハーレーダビッドソンのイメージが強い。しかし、ハーレーが創業した1903年よりもっと前、1901年に創業したアメリカ最古のバイクメーカーがあったのです。

1901年の創業から 圧倒的な高性能を 見せつけた (GOGGLE@モーターマガジン社)

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自転車レーサーだったジョージ・マ ロリー・ヘンディーとエンジニアだったカール・オスカー・ヘッドストロームのふたりが「1901シングル」を産み出したのだ。そして、そのフロン ティアスピリッツにあふれる革新的なマシンに対し、ふたりはインディアンという名を与えたのだった。
1901シングルは合計3台生産され、翌年に発売。これらのインディア ンたちはボストン・ニューヨーク長距離レースを完走し、その信頼性の高さを証明した。そして1903年には当時、オートバイで世界最高速となる時速 90 ㎞/hの記録を樹立。インディア ンの名前が世に轟くことになる。

100年以上も前に、この自転車のようなマシンで時速90kmの記録を樹立。アメリカンのVツインエンジンを搭載したのもこのインディアンだったそう。現在ではドンと構えてゆったり乗るというイメージが強いアメリカンですが、始まりは世界記録レベルのスピードの追及だった事に驚きです。

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その後も最高速記録の樹立やレース において快進撃を続け、インディアンは全米を席巻し続ける。1920年には初期型スカウトを、1922年には チーフを発売し、知名度は盤石のものとなっていく。30年代には時速200㎞/hの壁を打ち破り、軍用バイクとしても採用。50年代初頭まで数々の栄光を築き上げた。
 
戦後、時代の荒波の中で一端は生産を終了するが、その根強い人気は衰えず、紆余曲折を経て再び復活。そして2011年には世界的なORVメーカ ー「ポラリスインダストリーズ」の手により現体制がスタート。往年の名車のスピリットを受け継ぐモデルが次々復活を果たし、現在に至っている。

世界最高速記録、レースでの勝利等の快進撃を続けても、時代の流れにはついて行けなかったという事なのでしょうか。それでも、バイクを愛する人達に支えられ、復活を遂げたインディアン。

インディアンの復活を支えた世界的なORVメーカ ー
「ポラリスインダストリーズ」

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ポラリスとい うメーカーは、大企業ながら実直なモノ作 りが信条で、過酷な走行条件を課されるオフロードヴィークルなどで培った技術をオ ートバイへ惜しみなくフィードバックする。 その背景により、インディアンやヴィクトリーは、アメリカンクルーザーとしては信じられないほどの高性能を獲得することに成功しているのだ。ポラリスという揺るぎ ない地盤、その安心感は計り知れない。

ORVというどんな悪条件でも走破できる事を前提とした乗り物の技術を持ったポラリスインダストリーズ社が再生した歴史的アメリカン。インディアンというバイクブランドは歴史と最新技術を併せ持った最強のバイクブランドとなった。オフロードを走れるような性能を持ったアメリカン。カッコよすぎます。

レジェンドの名を受け継ぐ だからこそ最高性能を目指した (GOGGLE@モーターマガジン社)

チーフ

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ポラリス社は、このチーフを産み出すにあたり、過去のインデ ィアンを徹底的に研究。インディア ンらしさとは何か?を追求し、現 代にこのチーフを甦らせた。

 スカウト

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カウトという車名は 特別なものだ。1920年に初期モデルが産み出されて以来、スカウトは次々と世界最高速記録を樹立し、 レースシーンでも数多くの勝利を手 にしてきた。つまり、インディアンの栄光の歴史において、スカウトとは最高性能の象徴と同義なのだ。

ポラリス社のインディアンへの想いと敬意が伝わってくるようなこにの2台。栄光と挫折を経験した歴史あるブランドだからこそ、ただの復刻では作る意味がない事を知っている。そんなブランドとして生まれ変わったインディアンモーターサイクルのこれからがとても楽しみです。

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