1993年はロードレースの世界で、様々なトピックがあった年でした。世界GPではK.シュワンツがついに500ccのタイトルを獲得。250ccクラスでは原田哲也が劇的な最終戦でのタイトル奪取。そして125ccクラスでは、ランキング6位までに坂田和人ら4人の日本人が食い込む・・・これらの思い出を忘れていない方は多いのでは?
彗星のように登場したノリックの活躍を収録!
一方日本国内では、この年から全日本500ccクラスに参戦したノリックこと、阿部典史の活躍が注目されました。翌年から全日本の最高峰がスーパーバイククラスになることが決まっていたこの年、なんと若干18歳で最後となる全日本500ccのタイトルを獲得したのは、このルーキーだったのです!
ウィック・ビジュアル・ビューロウが9月30日に先行発売する「1993全日本ロードレース選手権GP500総集編」は、ノリックを始めとするトップライダーたちの戦いを記録した映像作品です。描写はノリック中心ですが、最終戦までもつれたシーズンを戦った猛者たち・・・本間利彦、藤原儀彦、K.マギー、P.ゴダード、そしてスポット参戦の伊藤真一、青木宣篤、A.バロスらのインタビューなども収録されており、その資料性の高さも魅力です。
電子書籍でも、ノリックの魅力を楽しめます。
なおウィック・ビジュアル・ビューロウは、10月7日に電子書籍「疾走!ノリック」世界GPライダー 阿部典史、を発売します(一部WEB書店では予約販売あり)。こちらはノリックの幼少期から、"伝説"の1994年日本GP・鈴鹿ラウンドを経て、マールボロヤマハチームの一員として世界GPを転戦するノリックを綴った内容です。
この電子書籍には、ノリック自身が書き綴った「詩」が24編、特別付録として収録されています。これらの詩からは、表現者としてのノリックの豊かな感受性に驚かされるとともに、プロフェッショナルライダーとして戦うノリックの葛藤と強い意志をうかがい知ることができます。
映像作品と電子書籍・・・これらの2作品はそれぞれ独立して楽しめますが、より深くノリックの魅力を堪能するのであれば、同時に鑑賞することをオススメします!