ポリアモリーな恋愛関係だった今井雅之さん

今年五月に壮絶な癌との闘病により無くなられた今井雅之さんは非常に多くの方に尊敬されていた俳優だが,彼は生前ポリアモリーな恋愛を送っていたことが話題になっている。

以下の記事を見ても今井さんの最後は妻が看取っているが,他にもガールフレンドが存在し,そのガールフレンドも既婚者だが,同性の恋人が存在し,今井さん,ガールフレンドとその彼女との3Pを楽しんでいたことをガールフレンドが告白している。

一夫多妻では無く多夫多妻なポリアモリー

普通の人には何がなんだか混乱するかも知れないがポリアモリーについては最近書籍も刊行されている。ようするにポリアモリーとは複数の「n vs n」の恋愛関係性をお互いに認め合いながら生きていく思想である。

お互いに認め合うことで隠れて恋愛をするような罪悪感が無くなる。ポリアモリストであることがわかった段階で,相手が複数の関係を望んでいる相手であるということがわかり,それを前提に付き合うということになるわけだ。嫉妬という感情を乗り越える必要があるだろうが,よく考えてみれば嫉妬というものは独占できる可能性があるから起こることなのかも知れない。むしろ最初からそれが前提であれば,嫉妬の感情の持ち方も変わるのかも知れない。

ポリアモリーを一生続けていければ社会システムになる

以前にシェア恋愛の話題を書いたが,まさにポリアモリーはシェア恋愛そのものだ。ポリアモリストのためのシェアハウスが日本で登場する日もそう遠くないだろう。しかしこれを社会システム化していく上でとても大事なのは若い一時期だけ楽しみシェアハウスだけではダメだ。全員で子育てをし,ポリアモリスト同士で介護もしていくような成熟したポリアモリーのコミュニティが登場すれば,江戸時代の長屋モデルのような社会システムになり,キリスト教型の家族モデルから本来の日本らしい生活共同体としての家族像に移行できる。

もちろんダイバーシティが大事なので全員がポリアモリーになる必要は無い。従来通りの1vs1の恋愛でもよく,一夫多妻でもよい。しかし,このn vs nの関係性が社会で一定のポジションをとれるようになれば,恋愛の自由度が高まり,童貞,処女は確実に減る。結果として子供の数も増える方向に行くだろう。日本でも本格的にポリアモリストが増えていくことを期待したい。

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