ブランド初の電動モデルです
俗にKTMグループと呼ばれるピーラー モビリティ傘下のブランドであるハスクバーナから、同ブランドを冠した電動モデルがデビューすることは、だいぶ前から公表されていました。そして2025年モデルとしてハスクバーナ製の初電動車としてデビューするパイオニアは、もっとも作りやすい方法ともいえるバッジエンジニアリング・・・つまりブランド名が違うだけで、ほとんど先にデビューした兄弟車のKTM フリーライドEと同じ作り・・・で登場しています。
定格出力11kW、最高出力19.2kW、容量5.54kWhのバッテリー、50.4VのモーターはフリーライドEと同じで、フレームや足まわりなど車体関連のスペックもまた然り・・・です。スタイリングやカラーリング、そしてどちらのブランドの信奉者であるか、でフリーライドEを選ぶかパイオニアを選ぶか・・・というカンジでしょうね。
フリーライドE同様、日本市場で扱うかどうかはまだわかりません・・・
長年オフロード車を作り続けたブランドの公道走行OKな電動車・・・ということで、パイオニアを日本の林道でも試してみたい!! というライダーもいるでしょう。ただ先に発表されたKTM フリーライドE同様、パイオニアが日本のハスクバーナディーラーで扱われるようになるかどうかは定かではありません。
ピーラー モビリティ傘下ブランドだけでなく、ICE(内燃機関)搭載車とは異なるサービス内容が求められる電動車ディーラー網の整備は、既存の電動車メーカーおよびこれから電動車を作ろうとしているメーカーにとっては、無視することができない課題になっています。
4輪EVのビジネスほどには、規模も需要もそんなに大きくない2輪EVのビジネスに、多大な投資をして電動車取り扱いディーラー網を整備するのはかなりの冒険です。ということで、パイオニアに日本のライダーが接する機会がおとずれるのはいつになるか、それとも永遠に訪れないのか、はわからないですが・・パイオニア(開拓者)の名前どおり、同モデルがその最初の例になることを期待したいですね!