2月3日、英国アリーナクロス選手権の第7戦(バーミンガム)が開催されました。電動モトクロッサーを3台投入し、参戦初年度からタイトル争いを展開しているスターク フューチャーの戦いぶりが注目を集めていますが、シーズン最終戦の前のバーミンガムはどのような展開になったのでしょうか?

前戦負傷のE.ウェイドに代わり、フランス人ライダーを起用しましたが・・・

最終戦前の大事な一戦、バーミンガムラウンドはリゾート ワールド アリーナで開催されました。前戦で怪我をした若手のエディ ウェイドは欠場。スターク フューチャーは代役としてフランス人のヤニス イルスチを起用。しかしスタークの電動モトクロッサーに乗るのはこれで2度目というイルスチは、経験不足からか目立った成績を残すことはできず、メインイベント進出はかないませんでした。

19番ジャスティン ボーグル、155番ジャック ブルネル、そして170番ヤニス イルスチのスターク フューチャー勢。なお赤ベースに白抜き番号は、シリーズリーダーのライダーがつけるしきたりになっています。

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ヒート3では、1ポイントの僅差でチャンピオン争いの首位に立つジャック ブルネルが、ディラン ウッドコックと接触するアクシデントに見舞われ、リタイアを余儀なくされることに・・・。しかしヒート4ではランク3位につけるジャスティン ボーグルが、ランク2位のライバルであるハリ クラスの転倒にも助けられ、首位に浮上してそのまま優勝を飾りました。

米オクラホマ州生まれのジャステン ボーグル。AMAスーパークロスで活躍したキャリアを持つライダーです。

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2位との差を拡大・・・このまま電動車初の王者となるのでしょうか?

ブルネルとの差1点のランク2位でバーミンガム戦を迎えたハリ カラスですが、先述の転倒により負傷したため彼はメインイベントを走ることができなくなりました・・・。メインイベントの主役となったのは、ダート ストア カワサキに属するセドリック スベイラとトーマス ドゥの2名で、見事1-2フィニッシュを飾りました。

ブルネルは不利な位置からのスタートとなりましたが、一時は3位までポジションを回復。しかし最終的にはディラン ウッドコックに抜かれて4位でゴール。一方ボーグルは序盤からメカニカルトラブルに見舞われますが、それをライダーの技術でカバーしてなんとか5位・・・という結果になりました。

J.ブルネルはタイトル争い最大のライバルであるハリ クラス不在のメインイベントで、表彰台は逃すものの4位入賞してポイント差拡大に成功しました。

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チャンピオンシップリーダーのボードを手に、笑顔を見せるJ.ブルネル。

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第7戦を終え、ブルネルのポイントは83点。一方2位のハリ クラスは71点で、その差は12点に拡大しました。なお3位のボーグルは61点となっています。肩を怪我したハリ クラスが、最終戦までに万全な状態まで回復するかどうか定かではありませんが、電動モトクロッサーでこのシリーズ戦を初めて制したライダーにブルネルがなる可能性は、大きく増加したといえるでしょう。

チームタイトルはスターク フューチャーが86点、2位のマーク マッキャン 64YouTubeチャンネルが71点であり、スターク フューチャーはライダーとチームのダブルタイトル獲得をかけて、2月24日の最終戦(ロンドン ウェンブリー)に挑むことになります。どのようなフィナレーナが待っているのか? 楽しみにその日を待ちましょう!