連日ヤバい暑さが続いていますが、隼乗りたちは酷暑にも負けません。ボクも隼乗りのひとりとして8月5日に行われた「隼駅まつり」に行ってきました。さすが記念すべき第十回……このイベント、本当にハンパない!

隼駅まつり、ついに10周年です!

雑誌「ミスターバイク」が8月8日をハヤブサの日として、鳥取県の隼駅に隼ライダーよ集まれ! と呼びかけてから早10年。

今年も8月5日(日)に隼駅まつりが開催されました。今回は記念すべき10周年!

わたくしキタオカもいち隼乗りとして参加してきました。

イベント会場となる船岡竹林公園へ赴く前に、聖地「隼駅」で多くの巡礼者たちは記念撮影をいたします。

写真はスタッフのかたが撮ってくれるのでソロライダーも安心です。

それにしても、イベントがはじめる2時間前だというのに長蛇の列……今年は例年以上になるんじゃないか?という予感がビシビシと感じられました。

隼駅では地元有志のスタッフさんから、かき氷が振舞われます。

隼ライダーはこれでクールダウンするのですが……そのとき現れたのは!?

スズキ株式会社の代表取締役……まさかの鈴木俊宏社長です!

思いもよらずスズキの社長と、かき氷を食べるという奇跡すら起こる。

恐るべし……隼駅まつり。

「船岡竹林公園」がヤバいことに……

そして、聖地「隼駅」から10分ほど移動したところにあるイベント会場の船岡竹林公園ですが……イベント開始予定の10時半より1時間以上前倒しで、駐車場がオープンとなりました。

もちろん、隼が集まりすぎての前倒しです(笑)

後を絶たずに、隼が続々と集まってきます。かなり壮観。

オープン予定時間になる頃には、駐車場はあっさり溢れ、公園内のスペースにも隼が流入しました。

そして10時半になると……

果てしない列が出来ていました。この列の先頭は受付と物販ブースへと続くのです……

実を言うとわたくしキタオカは、

このTシャツが欲しかった。会場に着いたら、取材そっちのけで買おうと思ってました。

しかし、ボクが会場についた時点で残り数枚……先の行列の最後尾に並んでも手に入らないことは明白です。

甘かった。甘すぎた。……本気で悔しい! (涙)

まぁ、この賑わいですから、仕方ないのかもしれません。

次は取材もせずに買いに行こうと思いました。

スズキさん、もっとたくさんTシャツ作っておいてください!!!

のんびり空気が隼駅まつり

ちなみに隼駅まつりは、極めてのんびりしたイベントです。

みんな思い思いにやんわりと過ごします。

ステージでは「隼音頭」なるものが披露されておりました。

お腹が空いたら美味しいものもたくさんあるし

メーカーのブースもあって飽きません。マイペースで楽しめるのが、このイベントのいいところ!

そして、今回ちょっと気になったのは……

こちらです。隼ロゴ入りのグローブ!

このグローブは何と鳥取県八頭町の「あきんど太郎」さんと経済産業省の四国経済産業局の地域交流として生まれたものです。

グローブを造っているのは、手袋作りで有名な香川県高松市の「屋島工房」さん。職人の逸品グローブです。

もちろん隼のロゴはスズキの協力。隼は地域交流にも貢献するのです。こんなバイク、他にありませんよ。

すごいな隼!?

あとは、プロライダーの北川圭一選手と津田拓也選手のライダートークショーが爆笑でした。漫才レベルです。

まさかの津田選手、1000ccでレースやってるのに免許が普通二輪だけしか持ってなかったなんて……

でも現役のレーサーには、実はよくあることだったりします(笑)

例年以上の凄まじい光景

そして極めつけはこちら。凄まじい光景です。

人数が多すぎて、個人の特定など到底不可能なレベル……

バイクのイベントでこれほどの集合写真は、そうそうお目にかかれるものではありません。

だって、今年は……

集まったバイクの台数2000台以上!

来場者2500人以上!!!

圧倒的です。すごいイベントに成長したものです、隼駅まつりは。

単一車種のイベントで2500人が集まるとかアリエナイ……

隼乗りに突撃取材!

ちなみに会場を訪れた隼乗りの、ほんのほんの一部をご紹介いたします!

東京都から参加の西山 亮さんは26歳。京都で高速道路を降りて、隼駅までツーリング。

このあとも数日キャンプしながら旅をするそうです。

羨ましい……

ちなみにこの隼は23歳の時に初の大型バイクとして購入。若い人にも人気があるのが隼です。

長旅仕様の荷物のパッキングが美しい。かなり旅慣れしているとお見受けしました。

古川長利さんは57歳ですが朝の1時に熊本を出発して10時に会場に到着されました。

鉄人です。こういう猛者がわりと普通にいるのが隼乗りの謎のひとつです。

古川さんはカスタムが大好きで、カウルも自分でペイントするし、FRPで外装パーツまで自作します。

愛がとめどなく溢れておりました。

そして、これからまた熊本に帰るそうです。まさかの日帰り!?

藤井一穂さんは24歳。24歳ですよ!?

22歳で隼を買ったそうです。乗るのが楽しくて通勤まで隼に乗るとのこと。

藤井さんはFacebookでつながった仲間たち「チームオレンジ」のみなさんと来場。

チームの皆さんは全部オレンジの隼です。

隼に溢れかえる会場でも、これはさすがにド目立ちしてました。

水戸雄三さんは三重県の鈴鹿市からの参加。初代ハヤブサから乗り継いでいる生粋の隼使いです。

回さなければ隼は燃費も良いし、やっぱりエンジンのフィーリングがお気に入り。

今回が隼駅まつり初参加なのですが、やっぱり水戸さん(55歳)も日帰りだそうです。

隼乗りには鉄人が多すぎる……

上野浩二郎さん(25歳)はわたくしキタオカと同じくTシャツ狙いで10時半に到着したけど買えなかった仲間です。

CBR125Rからいきなり十倍の排気量の隼に乗り換え。18歳の頃に赤い隼を見てひと目惚れしたとのことでした。

ちなみに上野さんは、某川●重×の関連会社にお勤めしておりますが、隼をこよなく愛しております。

そして!

真夏の日差しより眩しかった笑顔のふたりは大枝信貴さん。驚くべきことに22歳! 彼女の上田真菜さんは19歳でございます。

今年の参加者で最年長ライダーは69歳のかたでした。

隼は本当に年齢を問わず愛されるバイクなんです。

大枝さんは今回が初参加で、思った以上の規模にびっくり。隼は8割以上、見た目に惚れて購入したそうです。

タンデムで参加の上田さんも「楽しかった!」って。

良いイベントです、隼駅まつり!

もはや止まるところを知らない……

10周年の節目に相応しい参加台数2000台オーバー!

本当にもう日本有数のバイクイベントと言って差し支えないと思います。

隼はバイクとしても完成度が高いのですが、それよりも思うのは、こんなにもたくさんの人と笑顔をつなげる力があるっていうこと。

本当に隼って、素晴らしいですね!

隼電車も元気に運行中です!