世界最高峰の舞台であるMotoGP クラス、そしてその前身であるWGP500 クラスで、勝ち続けたライダーたちの勝利数ランキング。皆さんは知っていますか?

第1位:Valentino ROSSI (バレンティーノ・ロッシ) 86勝

(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016©モーターマガジン社)

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世界GPを長らく席巻、何度となく4輪レースへの転向もささやかれてきたロッシ。しかし、ドゥカティ移籍という新たなチャレンジのあとヤマハに復帰しさらに勝利数を伸ばしている。

第2位:Giacomo AGOSTINI (ジャコモ・アゴスチーニ) 68勝

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アゴスチーニの場合、ロッシと事情が異なるのは、当時のレース開催数が現在よりも少なかったことに加え、多くのレースで350ccクラスへもダブルエントリーし、こちらでも合計54勝しているということ。しかも68年~72年には両クラスでタイトルを獲得!また、68年は500ccクラス全10戦を全勝、シーズン完全勝利というロッシでもなし得ていない快挙も実現。まさに伝説のライダーなのだ。

第3位:Mick DOOHAN (ミック・ドゥーハン) 54勝

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ホンダNSR500を駆り、94年~98年には5年連続チャンピオンを達成、97年には12勝という最高峰クラス年間最多勝記録も樹立。まさに無敵と言っても過言ではない黄金時代を迎えながら、6連覇を狙った99年の序盤に転倒で負傷し、そのまま引退に追い込まれてしまったドゥーハン。あのまま走り続けていたらどこまで勝ち星、そして連覇記録は伸びていたのだろうか。

第4位:Jorge LORENZO (ホルヘ・ロレンソ) 39勝

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2008年のMotoGPデビュー戦・カタールGPでポールポジションを獲得し、第3戦ポルトガルGPまで3戦連続でポールを獲得すると、決勝でMotoGPクラス初勝利をあげたスペインの若き英雄。2010年、2012年、そして2015年の年間タイトルを獲得するなど、着実に優勝数を重ねている。果たしてこの先どこまで伸びるのか、楽しみな存在である。

第5位 Casey STONER (ケーシー・ストーナー) 38勝

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MotoGPデビューから5シーズン、初勝利から僅か4シーズンで23勝という圧倒的なパフォーマンスを示したオーストラリア人のストーナー。特に07年、ドゥカティを駆って10勝してのタイトル獲得は鮮烈だった。ホンダへ移籍してからも勝利を積み重ね、引退までの間に挙げた勝利数は38を数え、現在歴代5位の多さ。現役復帰の噂もあり、今後も目が離せない。

世界GPでのトータルの勝利数だと60〜70年代に活躍し、500ccクラスで8度ものタイトルを獲得しているG・アゴスチーニの122勝が最高記録で、次にロッシの105勝と上位が変わってきてしまいますが、今回は世界GPの中でも最高峰クラスでの優勝回数。この回数だけ見ても、MotoGP初期から最高峰クラスに参戦し続け、スランプを経験するも、現在でもトップ争いには欠かせない存在となっているロッシの凄さに圧倒されます。しかし、トップ3に比べ、一気に参戦年数や年齢も下がるロレンソやストーナーの勢いに、いつ起こってもおかしくない下剋上。特にロレンソは参戦初年度からトップを走り続け、現在も現役。このランキングがいつ入れ替わるのか、これからのMotoGPが楽しみです。