ショート・ナイトクルージングを楽しんだ後で。
40年前のクラシックバイクに乗るということは、久しぶりに大型二輪にカムバックした僕にとっては、かなり大きなストレスを抱えることでもある。
クラッチは重く、ブレーキは利かない。
車間距離を十分とったつもりでいても、急制動には想像していた以上の恐怖感がある。
今日は仕事を早く終え、いろいろとわだかまるさまざまな物事を、一時でも振り切りたくて、夜の街をアテもなく走った。文句なしに気持ちはいい。冒頭で古いバイクだと否定的な物言いをしたものの、やはり750ccのバイクだけに、ワイドオープンにスロットルを開ければ、暴力的な加速を楽しむことはできる。もちろん、最新のバイクとは比べられないほどの鈍重さは...