11月5〜11日の間、ハスクバーナの新型電動オフロード車である「パイオニア」は、伊EICMAにて展示されております。みなさんのご想像どおり? パイオニアは同門であるKTMが先に発表済みの、2025年型フリーライドEの兄弟車です。

ブランド初の電動モデルです

俗にKTMグループと呼ばれるピーラー モビリティ傘下のブランドであるハスクバーナから、同ブランドを冠した電動モデルがデビューすることは、だいぶ前から公表されていました。そして2025年モデルとしてハスクバーナ製の初電動車としてデビューするパイオニアは、もっとも作りやすい方法ともいえるバッジエンジニアリング・・・つまりブランド名が違うだけで、ほとんど先にデビューした兄弟車のKTM フリーライドEと同じ作り・・・で登場しています。

画像: ハスクバーナ パイオニアは、先に登場したKTM フリーライドとほぼ同じ内容のモデルです。最大の違いは、ボディーワークのデザインが、フレーム側面を覆うようにフラッシュサーフェスなところです。 www.husqvarna-motorcycles.com

ハスクバーナ パイオニアは、先に登場したKTM フリーライドとほぼ同じ内容のモデルです。最大の違いは、ボディーワークのデザインが、フレーム側面を覆うようにフラッシュサーフェスなところです。

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定格出力11kW、最高出力19.2kW、容量5.54kWhのバッテリー、50.4VのモーターはフリーライドEと同じで、フレームや足まわりなど車体関連のスペックもまた然り・・・です。スタイリングやカラーリング、そしてどちらのブランドの信奉者であるか、でフリーライドEを選ぶかパイオニアを選ぶか・・・というカンジでしょうね。

画像: パイオニアの気になる航続距離は、WMTCモード値で130kmとなっています。バッテリーは脱着可能でスペアに積み替えることで航続距離をさらに伸ばすことができますが、日本で現実的な使い方をするとなると、トラックやワンボックス車などのトランスポーターで自宅からオフロード環境までアクセスし、その先のダート路を走らせて楽しむ・・・になりますかね? www.husqvarna-motorcycles.com

パイオニアの気になる航続距離は、WMTCモード値で130kmとなっています。バッテリーは脱着可能でスペアに積み替えることで航続距離をさらに伸ばすことができますが、日本で現実的な使い方をするとなると、トラックやワンボックス車などのトランスポーターで自宅からオフロード環境までアクセスし、その先のダート路を走らせて楽しむ・・・になりますかね?

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フリーライドE同様、日本市場で扱うかどうかはまだわかりません・・・

長年オフロード車を作り続けたブランドの公道走行OKな電動車・・・ということで、パイオニアを日本の林道でも試してみたい!! というライダーもいるでしょう。ただ先に発表されたKTM フリーライドE同様、パイオニアが日本のハスクバーナディーラーで扱われるようになるかどうかは定かではありません。

画像: KTMブランドの公式国際ウェブサイトのディーラーロケーターは、フリーライドE取り扱い可のディーラーが紹介されていますが、ハスクバーナの方にはまだその準備が整っていないようで、パイオニア取り扱い可のディーラーを選べないです。 www.husqvarna-motorcycles.com

KTMブランドの公式国際ウェブサイトのディーラーロケーターは、フリーライドE取り扱い可のディーラーが紹介されていますが、ハスクバーナの方にはまだその準備が整っていないようで、パイオニア取り扱い可のディーラーを選べないです。

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ピーラー モビリティ傘下ブランドだけでなく、ICE(内燃機関)搭載車とは異なるサービス内容が求められる電動車ディーラー網の整備は、既存の電動車メーカーおよびこれから電動車を作ろうとしているメーカーにとっては、無視することができない課題になっています。

4輪EVのビジネスほどには、規模も需要もそんなに大きくない2輪EVのビジネスに、多大な投資をして電動車取り扱いディーラー網を整備するのはかなりの冒険です。ということで、パイオニアに日本のライダーが接する機会がおとずれるのはいつになるか、それとも永遠に訪れないのか、はわからないですが・・パイオニア(開拓者)の名前どおり、同モデルがその最初の例になることを期待したいですね!

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