2030年の、2輪EV年間販売台数目標を350万台から400万台に引き上げ!!
昨年ホンダは、2030年の2輪EV年間販売台数目標を350万台と発表しました。そして今回の発表会ではその数値に50万台上積みして、400万台を新目標としてあげています。これは2030年には、前の予想よりも2輪EV需要が上がっているという見込み、そしてその需要に対応できる2輪EV生産体制を構築できるという、ホンダの自信のあらわれといえます。
2023年、ホンダは中国の若者世代向けモデルとしてEB(電動二輪車、Electric Bicycleの略)カテゴリーに属する「Honda Cub e:(ホンダ・カブ・イー)」、「Dax e:(ダックス・イー)」、そして「ZOOMER e:(ズーマー・イー)」の3モデルを発売。そして欧州と日本向けには、電動スクーターの「EM1 e:(イーエムワン イー)」を発売しています。
![画像: 日本ではICE(内燃機関)50cc・原付一種となる電動スクーター「EM1 e:」(写真は欧州モデル)。日欧ではホンダ初のコンシューマー向け2輪EVとして、発売されたモデルとなります。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781465/rc/2023/11/30/ab1b0f3d1d8a4d5dbc815a50c5171fee3438c2b3_xlarge.jpg)
日本ではICE(内燃機関)50cc・原付一種となる電動スクーター「EM1 e:」(写真は欧州モデル)。日欧ではホンダ初のコンシューマー向け2輪EVとして、発売されたモデルとなります。
法人向け2輪EVは1994年(CUV ES)から・・・と長い歴史を持つホンダですが、日欧のコンシューマー向け2輪EV販売は今年に入ってから、と歴史が浅いです。2030年の目標値達成のために、ホンダは2024年度からコンシューマー向け2輪EVラインアップをドンドン増やしていくことを計画しています。
2024年には今秋開催された「モビリティショー」に出展した「SC e: Concept(エスシー イー コンセプト)」を母体とする電動スクーターを市場に投入。さらに2025年には、ファン領域の2輪EVやプラグイン充電式2輪EVをそれぞれ世界各国で発売。その後もスーパースポーツ、オフロード、キッズ用バイク、ATVなど合計30機種以上を、2030年までに登場させていくことをホンダは予告しています。
![画像: 「SC e: Concept(エスシー イー コンセプト)」は、交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:(モバイルパワーパック イー)」2個採用する電動スクーター。ICE125cc・原付二種に相当するモデルで、2人乗りが可能だ。 www.autoby.jp](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781465/rc/2023/11/30/7c0eb69316eeee688269dc02640ef006edaaf7dc.jpg)
「SC e: Concept(エスシー イー コンセプト)」は、交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:(モバイルパワーパック イー)」2個採用する電動スクーター。ICE125cc・原付二種に相当するモデルで、2人乗りが可能だ。
www.autoby.jp![画像: ホンダは2026年までを「市場参入期」、それ以降を「事業拡大期」と定義しています。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781465/rc/2023/11/30/2bb7fbc8870f762f32769bd69733da706ebd730f.jpg)
ホンダは2026年までを「市場参入期」、それ以降を「事業拡大期」と定義しています。
![画像: 2025年までに2輪EVを10機種以上リリースし、事業本格拡大期が始まる2030年までに、累計30機種を展開する計画です。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781465/rc/2023/11/30/45601bcba27b67847c5c6bf1d7b67efc820b7570.jpg)
2025年までに2輪EVを10機種以上リリースし、事業本格拡大期が始まる2030年までに、累計30機種を展開する計画です。