環境への問題意識の高まりも、少しは調査結果に影響しているのかも？
廃車・事故車買取専門の「株式会社はなまる」が今回行ったWebアンケート調査は、免許取得経験がある30〜70代の男女500名（廃車手続きをした経験がある男女250名・廃車手続きをした経験がない男女250名 ※一部免許返納者等含む）を対象に、2022年1月17〜20日の間に行ったものです。
アンケート内容は、現在乗っている車のタイプや、今後乗りたい車のエンジンタイプ、乗り換え、免許の返納を希望するタイミングなど・・・。また廃車手続きを経験した人に対しては、廃車理由や年数、エピソード等についても調査を実施しており、現代人のクルマに対する意識を垣間見れる面白い調査結果になっております。
現在乗っているクルマのランキング!! 3位は「セダン」、2位は「コンパクトカー」、1位は？
現在主に乗っている車のタイプを質問したところ、3割近くが回答したのは「軽自動車（29.9％）」でした。続いて多かったのは「コンパクトカー（19.2％）」と、1位と2位のタイプだけで約半数近くを占め、比較的小さめの車が多く乗られていることが明らかになっています。また「スポーツカー（2.1％）」はランキング外で、かなり少数派という結果になりました。
車を乗り換えるなら・・・という問いには、環境意識の高まりが影響・・・!?
車を乗り換えると想定した場合の希望エンジンタイプに関する質問では、定番である「ガソリン車（38.4％）」が最も多く、続いては、僅差で「ハイブリッドカー（36.6％）」という結果でした。
なお今後普及期に入る「電気自動車（17.2％）」と回答した人は2割弱ほど。そしてわずかながら、「水素自動車（2.2％）」という回答もありました!! このことから、環境に優しいとされる車に一定の注目が集まっていることが見て取れます。
免許を返納するつもりはない!! という剛の者!? は何パーセント？
高齢ドライバーの免許手数料の改定や「運転技能検査」は、今年・・・2022年5月よりはじまります。それに伴い、免許返納への意識はさらに高まると考えられます。何歳で免許の返納をしたいか質問したところ、最も多かった年齢層は、4人に1人以上が回答した「75歳～79歳（27.4％）」でした。
続いて多かったのは「80歳～84歳（23.6％）」。過半数は「75歳～84歳」に返納したいことがわかりました。また「85歳以上（10.8％）」と回答した人は1割程度と比較的少数派でしたが、8人に1人以上は何歳になっても「返納するつもりはない（13.4％）」と考えていることが明らかになっています・・・。
気になる廃車の理由ランキング1は・・・？
廃車手続きをしたことがある人を対象に、廃車にした理由について質問したところ、7割近くが「老朽化や経年による経年廃車（69.2％）」と回答しました。「トラブルや故障による余剰廃車（19.6％）」も2割程度が回答。3番目に多かったのは、「車検費がもったいないから（12.4％）」「車を使う機会がなくなったから（12.4％）」でした。続いて「交通事故や地震・台風等の天災による事故廃車（11.2%）」。そのほかには自動車税、燃料費、保険料、駐車場代がもったいないという、金銭的な面が理由にあがっています。
乗っていた平均年数は「7年2ヵ月」。車の寿命は、"10年・10万km"・・・？
愛車を廃車にする理由は様々ですが、直近で廃車手続きをしたクルマに乗っていた年数を質問したところ、その結果は平均「7年2ヵ月」でした（中央値は6年3ヵ月）。中には「30年」乗って廃車にしたと回答した人も。30～70代、年代が上がるごとに乗った年数も長くなる傾向にありました。
自分自身で廃車手続きをする人は、回答の約4割を占めました！
廃車手続きをしたことがある人を対象に、直近で廃車した車は誰が手続きを行ったのか・・・という問いに対して、最も多かったのは約4割が回答した「自分自身（40.4％）」、2番目に多かったのは「廃車買い取り専門業者（21.2％）」でした。
「廃車買い取り専門業者」を選択した理由についての具体的な回答には・・・「役所に提出する書類関係などを全部やってくれたから（北海道・55歳女性）」、「引き取ってもらうことで、費用がかからなかったから（宮崎県・49歳男性）」、「買い取ってくれる上に、取りに来て全ての手続きをしてくれる（北海道・58歳男性）」など、手続き面と費用面にメリットを感じて選択した人の意見が目立ちました。
次の車を購入したディーラーや販売店を選択した理由では、「次回購入車へのオプションがあったから（神奈川県・67歳女性）」、「車検、点検などもしてくれる（群馬県・40歳女性）」、「通年アフターフォローしてくれていたから（新潟県・56歳男性）」など、次に購入する車のサービスやフォローに関する声がありました。
また廃車に対するイメージについて、手続きを経験したことがない人に質問したところ、「面倒くさそう（54.4％）」という回答が最も多く、「手続きが複雑で難しそう（19.2％）」、「お金がかかりそう（16.0％）」と感じてる人も2割ほどいました。そして「事故を起こしたため、買い取ってくれなさそう（2.4％）」というイメージを持つ人も一定数いました。
「廃車買い取り専門業者」は、事故車、放置車など、状態が良くない車も買い取ってくれる場合が多いほか、廃車にかかる手数料を負担してくれる場合がほとんどです。手続きをする場合の選択肢の一つに入れてもいいかもしれません。
「廃車買い取り専門業者」を選択する時、重視するポイントは「買取価格」、「場所」、そして「実績」
「廃車買い取り専門業者」を選ぶと想定した場合に重視するポイントについては、8割以上が「買取価格（84.2％）」と回答しました。やはり皆さん一番気になるのは「お金」のことなのですね。
その他のポイントとしては「場所（41.0％）」や「実績（28.6％）」も重視されているという結果に・・・。実際に廃車手続きを経験した人も、「買取価格」や「近所だったから」を依頼する決め手として回答していました。
切ない・・・（涙）。廃車にまつわるエピソード5選
クルマを廃車にする例・・・として、できれば経験したくないのは事故や故障を理由とするケースでしょう。しかし現実には、事故や故障がまったく起きないことはありません。以下に紹介するのは、そんな悲しいエピソードです・・・。
「事故による廃車。今でも娘たちや妻から安全運転をするように言われる（千葉県・65歳男性）」
「買い取り業者が見に来た時、駐車場案内をしている間に私がぶつけしまい、散々でした（神奈川県・72歳女性）」
「事故で自走不能になったが、買い取ってもらえた（北海道・48歳女性）」
「事故で廃車になりましたが、ローンだけ残りました（大阪府・52歳男性）」
「事故によって自走不能となり、結局は廃車に。3年経つが相手方が腹立たしい（北海道・64歳男性）」
クルマというものは単なる耐久消費財にとどまらず、便利な道具であったり、ビジネスの相棒だったり、日々の暮らしに欠かせない"足"だったり、生涯の趣味や生き甲斐の対象だったりと、人それぞれの"想い"を載せて走る乗り物です。
もしも大事なクルマを手放すときに業者に依頼するのであれば・・・そのクルマとの最後の思い出を"良いもの"にして残すために、信頼できる業者を選びたいものですね！
