M.リナルディ、ドゥカティワークス加入後初の優勝!
6月12日(土)のレース1は、ポールポジションスタートのJ.レイがホールショット獲得。しかし、4番グリッドだったマイケル・ルーベン・リナルディ(ドゥカティ)が先頭を奪取。その後、この2人にトプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)、S.レディングが加わり、トップ争いが繰り広げられました。
首位の座を守るリナルディのペースは良く、これに焦ったか2位のレイは10周目にフロントグリップを失いあわや転倒か・・・!! となりましたが、見事これをセーブ! しかしその間に3位にポジションを下げることになりました。
結局、全21周でラップリーダーの地位を守ったリナルディが、ドゥカティワークス加入後嬉しい初勝利を達成! そして2位以下はラズガットリオグル、 レイ、レディング、そしてアレックス・ロウズ(カワサキ)の順になりました・・・。
SBK2021 R3 エミリア・ロマーニャ レース1
1 M.リナルディ Ducati ITA 33'23.457
2 T.ラズガットリオグル Yamaha TUR 3.657
3 J.レイ Kawasaki GBR 5.104
4 S.レディング Ducati GBR 10.247
5 A.ロウズ Kawasaki GBR 13.474
6 A.バウティスタ Honda ESP 14.766
超スプリント方式のSPRは1〜5位までレース1と同じ順位!
6月13日のSPRは、ラズガットリオグルが好スタートでホールショットを獲得! 2位以下にレイ、リナルディ、レディングが続きます。好調なリナルディはまずレイをパス! そして6周目には先頭のラズガットリオグルをとらえ、そのまま10周のレースを走り切り2連勝を達成しました!
奇しくもSPRのトップ5は、前日のレース1と同じ並び・・・リナルディ、ラズガットリオグル、 レイ、レディング、ロウズの順になりました。
SBK2021 R3 エミリア・ロマーニャ スーパーポールレース
1 M.リナルディ Ducati ITA 15'50.711
2 T.ラズガットリオグル Yamaha TUR 0.485
3 J.レイ Kawasaki GBR 1.865
4 S.レディング Ducati GBR 2.419
5 A.ロウズ Kawasaki GBR 5.671
6 A.バッサーニ Ducati ITA 7.448
T.ラズガットリオグル(ヤマハ)、今シーズン初優勝!
レース2も先頭争いを展開したのは、この週末に表彰台争いをした4名・・・リナルディ、レイ、レディング、そしてラズガットリオグルでした。まずはレイがレースリーダーの座につきますが、3周目からはリナルディに先頭交代。ハットトリック・・・3連勝達成を、多くのドゥカティファンが期待したでしょう。
しかし、路面温度49度というハードコンディションのなか、8周目にはラズガットリオグルが首位に浮上。巧みなマシンコントロール能力を発揮し、先頭で21周を走りきって今シーズン初優勝をマークしました!
2位は3連勝を逃したものの、エミリア・ロマーニャで最もポイントを稼ぐことに成功したリナルディが入賞。3、4位はレイとレディングで、この2人は3レースとも同じポジションでフィニッシュしたことになります。なおレイがSBKの1ラウンドで1勝も出来なかったのは、2020年最終戦エストリル(4、5、14位)以来となります・・・。
この土日の3レースの結果、ランキングはレイ、ラズガットリオグル、レディング、ロウズのトップ4の順番は不動でしたが、ラズガットリオグルはレイとの差を35から20ポイントまで圧縮。そしてランキング5位には、2勝したリナルディが浮上しています。
次戦は7月2〜4日にドニントンで開催されるイギリスラウンド!昨年はCOVID-19禍で開催されなかった英国での戦いですが、また新たなウィナーが誕生することになるのか・・・熱いバトルを期待しましょう!
SBK2021 R3 エミリア・ロマーニャ レース2
1 T.ラズガットリオグル Yamaha TUR 33'24.487
2 M.リナルディ Ducati ITA 1.286
3 J.レイ Kawasaki GBR 2.987
4 S.レディング Ducati GBR 9.102
5 G.ガーロフ Yamaha USA 10.695
6 A.ロウズ Kawasaki GBR
SBK2021 ランキング ※6月13日現在
1 J.レイ Kawasaki 149
2 T.ラズガットリオグル Yamaha 129
3 S.レディング Ducati 104
4 A.ロウズ Kawasaki 88
5 M.リナルディ Ducati 82
6 G.ガーロフ Yamaha 59