フロントローは、ヤマハの2台とドゥカティ1台が獲得！
初日総合2位のタイムを記録したクアルタラロは、予選のQ2セッションですぐにスタートしませんでした。これは好調なライダーの背後について走行する、俗に言う"コバンザメ"行為を嫌っての措置です。クアルタラロは最初の走行で1分36秒807、2回目の走行で1分36秒755を記録。見事2019年にヤマハのMotoGPライダーになってから、通算4度目のヘレスで4度目のポールポジションを獲得しました！
ヤマハYZR-M1を駆り、MotoGPクラス4度目のヘレスでのポールポジションを獲得したF.クアルタラロ。
race.yamaha-motor.co.jp2019年のスペインGPはリタイア、2020年スペインGPではMotoGP初優勝を記録。連戦のアンダルシアGPでは連勝・・・というのが過去3度のヘレスでのリザルトですが、今年は見事シーズン3連勝を飾ることができるのか？ 注目です！
前戦ポルトガルGPでは4位になり、復調の気配を見せたF.モルビデリ（ヤマハ）。F.クアルタラロとの予選タイム差はわずか0.057秒でした。
race.yamaha-motor.co.jp予選2位の座は昨年度ランキング2位で、今シーズンはここまで好結果を残せていないフランコ・モルビデリ（ヤマハ）が獲得。そして3位には僚友フランチェスコ・バニャイアの好調ぶりに対し、鳴りをひそめていた観があったジャック・ミラーがつけました。両者の復調は、今シーズンのタイトル争いをより面白いものにするでしょうから、決勝での走りに期待したいです。
過去3レースでは9位、9位、リタイアと、波に乗れなかったJ.ミラー（ドゥカティ）。「ここで最前列からスタートすることは間違いなく大きな助けになるだろう。ヘレスは追い越しが非常に難しい、実にタイトでテクニカルなコースであり、良いスタートを切ることができれば、最善の方法でレースを管理することができる」と、決勝への展望を語っています。
www.ducati.comM.マルケス（ホンダ）は今シーズン初転倒を喫す！
予選4位はF.バニャイア（ドゥカティ）。5位はホンダ勢最上位となる中上貴晶でした！ 注目の復帰2戦目のマルク・マルケス（ホンダ）は、7コーナーで復帰後初クラッシュを喫しました。幸い、メディカルチェックでは体に問題なく、決勝は14番グリッドからの巻き返しを狙うことになりました。
7コーナーで転倒したM.マルケス（ホンダ）。今シーズン最初の転倒をいつかはするとは思っていた・・・と語るマルケスですが・・・。幸い体は無事で、決勝の戦いぶりに注目です。
honda.racingヤマハの1980年以来となる開幕4連勝はあるのか!? 決勝に注目です！
もしもF.クアルタラロが自身の3連勝をスペインで達成すれば・・・もしくは他の3名のヤマハライダーの誰かが優勝すれば、ヤマハにとって最高峰クラス開幕からの4連勝達成は、1980年シーズン以来の快挙となります。
1980年シーズン、ヤマハは当時の最高峰500ccクラスで、開幕からの4連勝を記録しています（ケニー・ロバーツ＝写真が3勝、ジャック・ミドルブルグが1勝）。
global.yamaha-motor.com果たして予選上位勢が決勝でも首位争いを展開するのか、それとも予選では振るわなかったライダーたちの追い上げ劇を見ることができるのか？ 決勝を楽しみに待ちましょう！
MotoGP2021 第4戦スペインGP 予選
1 F.クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1'36.755
2 F.モルビデリ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1'36.812
3 J.ミラー Ducati Lenovo Team Ducati 1'36.860
4 F.バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 1'36.960
5 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 1'37.008
6 J.ザルコ Pramac Racing Ducati 1'37.054
7 M.ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1'37.070
8 A.エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1'37.085
9 A.リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1'37.124
10 J.ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1'37.154
