金曜日総合では、先週と同じくドゥカティワークスが1-2!!
開幕戦のカタールGPでは、金曜日のFP1、2での総合順位はドゥカティワークスのジャック・ミラーとフランチェスコ・バニャイアの両名が1-2番手となりましたが、今週末の金曜日、4月2日のFP1、2でも両者による1-2が再現されました。
そして初日3番手には前戦決勝2位のドゥカティサテライトライダーのヨハン・ザルコが入り、4番手の前戦優勝者マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)を挟んで、ザルコのチームメイトであるホルヘ・マルティンが5番手。トップ5中4台がデスモセディチGP21ユーザーと、ドゥカティワークスとプラマック・レーシングの4名が好調ぶりを維持しているのがうかがえました。
4月3日(土)のFP3は強風によるコンディション悪化もあって、タイムが伸び悩むライダーが多くなったのも先週と似た展開となりました。そして予選では、ドゥカティワークスとサテライトの4名と、ヤマハワークスの2台がフロントロー争いを展開。そして何と!! 今シーズンからMotoGPクラスに昇格したルーキー、J.マルティンがキャリア初ポールポジションを獲得!
それに続いた2番手は、マルティンのチームメイトのJ.ザルコ。サテライトのプラマック・レーシングが見事予選1-2を達成しました。3位は2本目の走行で好タイムを記録したM.ビニャーレス(ヤマハ)。以下、4番手にはJ.ミラー(ドゥカティ)、5番手にファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、6番手にF.バニャイア(ドゥカティ)が続きました。
V.ロッシ(ヤマハ)は、キャリアワーストの21番グリッドとなりました・・・
予選7番手はアプリリアのアレイシ・エスパルガロ。8、9番手はスズキのアレックス・リンスと前年度王者ジョアン・ミルで、トップ10最後にはヤマハサテライトのフランコ・モルビデリが食い込んでいます。
前戦カタールGPで上位争いに絡めなかったホンダ勢は、エースのマルク・マルケスの代役であるステファン・ブラドルの11番グリッドが最上位。そして14〜16番手にアレックス・マルケス、ポル・エスパルガロ、中上貴晶という結果でした・・・。
予選トップ10に3台が入っているヤマハ勢では、リアタイヤの摩耗と電子制御系のセッティングに苦しんだバレンティーノ・ロッシが大不振で21番グリッドに沈むことに・・・。この成績は幾度も王者となったロッシにとって、キャリアワーストの予選順位でした。
MotoGP2021 第2戦ドーハGP 予選
1 J.マルティン Pramac Racing Ducati 1'53.106
2 J.ザルコ Pramac Racing Ducati 1'53.263
3 M.ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1'53.267
4 J.ミラー Ducati Lenovo Team Ducati 1'53.303
5 F.クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1'53.469
6 F.バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 1'53.654
7 A.エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1'53.705
8 A.リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1'53.745
9 J.ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1'53.785
10 F.モルビデリ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1'53.794
前戦カタールGPでは優勝したM.ビニャーレスをはじめ、決勝レースでのタイヤマネジメントに成功したライダーが好成績を記録しました。今回のドーハGPでは、M.ビニャーレスが見事連勝を記録するのか? それともライバルたちがそれを阻止するのか? 本日の決勝レースに注目しましょう!