2021年のマン島TTが、前年度に続き中止になったことは既報のとおりですが、現在マン島TT通算19勝のマイケル・ダンロップが戦いの舞台を求めてアメリカ伝統のロードレース、デイトナ200に挑戦するようです!

マシンはカワサキ ニンジャZX-6R !!

昨年11月末、マン島TTのオーガナイザーらは、COVID-19パンデミックが収束に向かわない現実を考慮し、2020年に続き2021年もマン島TTを開催しないことを明らかにしました。

またマン島TTのほか、北アイルランドで開催される伝統のノースウェスト200も昨年同様中止になることが発表されており、公道を使った"リアル・ロードレーシング"で活躍するライダーたちは、気の毒にも走る機会の多くを失っている状況が続いています。

そんななか、アメリカ・フロリダで毎年春に開催される伝統の"デイトナ200マイル"の63名のエントリーリストに、現在最強のTTライダーのひとりと誰もが認める第一人者であるマイケル・ダンロップの名前が掲載されていることが話題になっています。

2019年マン島ライトウェイトTTで、自身の通算勝利数を19までのばしたM.ダンロップ(パトン)。

www.iomtt.com

ゼッケン6が与えられたM.ダンロップが乗る予定なのは、カワサキZX-6R(636cc)となっています。リアルロードレーシングを主戦場とするダンロップが、デイトナ国際スピードウェイでどのような走りを披露するのか? 楽しみです。

現在のデイトナ200マイルは、ASRA(アメリカン・スポーツバイク・レーシング・アソシエーション)が主催しています・・・

1937年からという、アメリカで最も長く続いているロードレース大会であるデイトナ200マイルですが、2009年からは「スピードダウン」をより意識し、"デイトナ・スポーツバイク"という独自のクラスで開催されています。

また長年アメリカのロードレースを統括してきたAMA(アメリカン・モーターサイクリスト・アソシエーション)ですが、ウェイン・レイニーが代表をつとめる"モト・アメリカ"は2015年からカレンダーにデイトナを入れないことを発表。その結果、AMAの認可団体であるASRA(アメリカン・スポーツバイク・レーシング・アソシエーション)が、デイトナ200を主催することになり今に至っています。

画像: ASRA時代になって、よりローカルレース色が強くなった、デイトナ200マイルのロゴです。 www.asraracing.com

ASRA時代になって、よりローカルレース色が強くなった、デイトナ200マイルのロゴです。

www.asraracing.com

本来、昨年春に行われる予定だった第79回デイトナ200マイルはCOVID-19パンデミックの影響で中止されることになり、今年3月13日に開催されることになりました。M.ダンロップの参戦でデイトナ200マイルへの関心がどれくらい獲得できるのか? ですが、記念すべき80回大会に向け弾みとなることを期待したいです。

※デイトナ200マイルの歴史に関心ある方は、以下の過去記事をご参照ください。

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