ステージ5はホンダが1-2フィニッシュ!
1月7日のステージ5は、2つのリエゾンの間に456kmのスペシャルステージが設定されるルートでした。このステージではナビゲーションの難しさに翻弄されるライダーが多く、ダニエル・サンダース(KTM)、パブロ・クインタニラ(ハスクバーナ)、ホアン・バレダ(ホンダ)、そしてエイドリアン・ヴァン・ベヴェレンとフランコ・カイミ(ヤマハ)ら、有力ファクトリーチームの各ライダーたちがミスコースで時間をロスすることになりました・・・。
そんな過酷なステージで、好ペースを維持したのがホンダのK.ベナバイズでした。約330km地点でベナバイズは転倒を喫し、鼻に負傷するとともに両足首を挫いてしまいました・・・。しかし負傷の痛みをこらえ再び走り出したベナバイズは、追い上げるチームメイトのホセ・イグナシオ・コルネホを振り切り見事今大会初のステージ優勝を手中に収めました!
ベナバイズの1分遅れで、2位に入ったのはホセ・イグナシオ・コルネホ。3位はKTMのトビー・プライスでしたが、なんと彼はラスト120kmの地点でリアブレーキペダルを失うというトラブルに見舞われてしまいました! リアブレーキが使えないというのはかなりシビアですが、それでも好成績を残せるのはさすがですね。
レストデイ前のステージ6でも熱い戦いに期待しましょう!
ステージ4位〜6位はロレンゾ・サントリーノ(シェルコ)、サム・サンダーランド(KTM)、グザヴィエ・ド・スルトレ(ハスクバーナ)の順でした。この結果、プライベーターながら総合首位に立っていたド・スルトレは総合2位に後退・・・。代わりにステージ5勝者のベナバイズが首位に立ち、ステージ5で2位のホセ・イグナシオ・コルネホが総合3位となりました。
総合4、5位はKTMファクトリーのT.プライスとS.サンダーランドがつけています。なお総合10位のルチアーノ・ベナバイズ(ハスクバーナ)までは首位と15分以内の差であり、まだまだ大きな差はついていません。レストデイ前日、前半戦最後の戦いとなるステージ6での、各ライダーの活躍ぶりを期待しましょう!