「砂漠の王」H.オリオールがCOVID-19で入院

初の2/4輪両部門で優勝した名ライダー/ドライバー！

11月19日のイタリアメディアの報道によると、パリ-ダカールラリーで2輪部門で2度、4輪部門で1度優勝したフランスの英雄、ユベール・オリオールがCOVID-19に感染し、容態が悪化したためICUで治療を受けることになったそうです・・・。

1952年にエピオピアのアディスアベバ生まれのオリオールは、1973年からモトクロスやエンデューロ競技で活躍。1979年からはパリ-ダカールラリーへの挑戦を開始し、1981年と1983年にBMWライダーとして優勝を飾りました。

カジバ・エレファントで出場した1987年のパリ-ダカールラリーでは、終盤戦で両足首を骨折！ 想像し難い激痛に耐えて走る彼の姿は、今も多くのファンの記憶に残っているでしょう・・・。翌1988年からは4輪に転向。そして転向後5年目の1992年には、三菱パジェロを駆り見事優勝を達成！ 初の2/4輪両部門を制覇したライダーとして、パリ-ダカールラリーの歴史にその名を残すことになりました。

現在はICUで治療を受けているとのことです・・・

1995年から2004年まで、オリオールは主催団体のASOの一員として働き、2008年にはアフリカ・エコ・レースの創設に尽力。2012年には2輪時代の業績を称え、FIMレジェンドに選出されるという栄誉に浴しています。

ICUで治療を受けている・・・ということ以上の情報は今のところ入っていませんが、「砂漠の王」が無事にCOVID-19との戦いに勝利して、回復してくれることを祈りたいです・・・。