レースウィーク序盤からの好調を維持したM.リナルディ(ドゥカティ)!!
COVID-19対策として「移動を減らす」という観点から、第5戦テルエルは第4戦と同じ舞台のアラゴンでの開催となりました。前戦で得たデータを活かせるというメリットがある連戦方式ですが、暑い時期のレースということもあり各チームはタイヤチョイスに悩まされたようです。
そんななか、ワークスチームではないインディペンデントチームである「チーム・ゴー・イレブン」のマイケル・ルーベン・リナルディ(ドゥカティ)はレースウィーク初日から好調で、午前と午後のフリープラクティスでは、ともに首位タイムを記録! 先週末よりフィーリングが向上し、午後のレースシミュレーションも感触よく、土曜日の決勝が楽しみだ! とリナルディは前向きにコメントしていました。
土曜日のレース1のグリッドを決めるスーパーポールでは、SBK5連覇中の絶対王者ジョナサン・レイ(カワサキ)がトップタイムを記録。2位にリナルディ。3位にはランキング2位でレイを追うドゥカティワークスのスコット・レディングが入りました。
なお4位以下はトム・サイクス(BMW)、アルバロ・バウティスタ(ホンダ)、レオン・ハスラム(ホンダ)、トプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)、チャズ・デイビス(ドゥカティ)、アレックス・ロウズ(カワサキ)、ロリス・バズ(ヤマハ)が続きました。
独走でレース1を勝利したM.リナルディ!!
そして迎えたレース1の決勝! 自己最高の予選2位からスタートしたリナルディは、オープニングラップでもそのポジションを守り、パニガーレV4 Rの直線スピードの速さを活かして前を行くレイをパス! その後も良いレースペースを維持し、SBK王者のレイを振り切りました!
2位にはリナルディに大差をつけられながらも、冷静に走りきったレイが入賞! そして先行者たちの転倒により順位を上げたC.デイビス(ドゥカティ)が、表彰台最後のポジションをゲットしています。
強力なワークス勢を相手に、見事インディペンデント系チームながらSBK初優勝を記録したM.リナルディですが、彼のテルエルラウンドでの好調ぶりは日曜日にも持続するのでしょうか? 現地時間9月6日(日)のスーパーボールレースとレース2でも、彼の走りに注目したいです!
SBK2020 R5 テルエル レース1 決勝
1 21 M.リナルディ ドゥカティ 18 33'19.700
2 1 J.レイ カワサキ 18 +5.888
3 7 C.デイビス ドゥカティ 18 +10.035
4 60 M.ファン・デル・マーク ヤマハ 18 +15.965
5 54 T.ラズカットリオグル ヤマハ 18 +19.357
6 22 A.ロウズ カワサキ 18 +24.138