なお、マルクの弟アレックスは、来シーズンLCRホンダに移籍が決定!
先日Lawrenceでも紹介しましたが、だいぶ前からウワサされていたポル・エスパルガロのHRC契約&レプソル・ホンダ入りが、ホンダから正式に公表されました。
HRCとポル・エスパルガロ選手の契約が合意
株式会社ホンダ・レーシング(以下、HRC)は、FIMロードレース世界選手権Moto2クラス2013年チャンピオンのポル・エスパルガロ(Pol Espargaró)選手(29歳 スペイン)と2021年からの2年契約に基本合意し、ワークスチームのライダーとして「Repsol Honda Team(レプソル・ホンダ・チーム)」から、MotoGPクラスに参戦することを発表しました。
ポル・エスパルガロ選手は、2006年にFIMロードレース世界選手権125ccクラスに参戦すると、2011年にMoto2クラスへ昇格し、2013年には同クラスのチャンピオンを獲得しています。2014年からはMotoGPクラスに昇格し、これまでに104戦を経験しています。また鈴鹿8時間耐久ロードレースでは、2015年と2016年に2年連続で優勝しています。
一方、MotoGP王者であるマルクの弟、アレックスは2020年を兄のチームメイトとしてレプソル・ホンダから戦うわけですが、2021年はそのシートをP.エスパルガロに譲ることになるわけです。そんなアレックスは2021年シーズン、HRC契約ライダーという待遇で、LCRホンダへ移籍することが決まっています。
アレックス・マルケス
「HRCとの契約の更新について発表できたことを誇りに思います。Hondaは、最高峰クラスで闘うチャンスを与えてくれました。今年末から、LCR Honda TeamというMotoGPでの経験が豊富でメジャーなチームの一員として戦えることをうれしく思います。HRCおよびLCR Honda Teamの信頼を受け、今後もHondaファミリーの一員でい続けられることに感謝しており、結果で期待に応えるよう頑張ります。今は、ヘレスでのシーズン開幕戦が待ちきれず、まずは今年ベストを尽くすことに注力します」
つまり、2020年のLCRライダーである、カル・クラッチローのような境遇で、最新ワークスマシンのRC213Vを託されることに2021年のA.マルケスはなるのでしょうね? 気になるのはA.マルケスの2021年のチームメイトになるのは、現LCRライダーのクラッチローなのか? それとも中上貴晶なのか・・・? 続報を待ちたいです!
こちらはM.マルケス8歳のときの動画になります!!
スペインのセルベラ出身のマルク・マルケス、そしてグラノリェース出身のポル・エスパルガロ・・・ともにカタルーニャ人である2人は、幼少時からライバル関係にありました。
世界ロードレースGPの世界では、125ccクラスでポルはマルクより2年早くデビュー(2006年)。ふたりがこのクラスを走った最後の年・・・2010年はマルクがタイトルを獲得し、ポルは3位に終わりました。
2011年はともにMoto2クラスにステップアップ。2012年は9勝・324ポイントを獲得したマルクがタイトルを獲得。4勝を記録したポルは268ポイントで、2位に甘んじました。
2013年、デビュー年にMotoGP王者にマルクが輝く一方、Moto2を走ったポルは念願のタイトルを獲得。2014年からはテック3からMotoGPに参戦し、再びマルクと同じステージで戦うことになりました。その後マルクはレプソル・ホンダ不動のエースとして、一方ポルは2017年からKTMライダーとして、MotoGPでのキャリアを積むことになりました。
はたして長年ライバルとして戦ってきた幼なじみの2人が、レプソル・ホンダでチームメイトとして仲良くできるのか? を不安視するGPファンも多いと思いますが・・・ともあれ、来シーズンの2人の活躍を楽しみにしましょう! まだ、今シーズンも始まっていないので、かなり気の早いハナシですけど(苦笑)。
なおこちらに紹介するのは2001年・・・M.マルケスが8歳のときに収録されたもので、ポル&アレイシのエスパルガロ兄弟も登場する動画です。愛らしい子供自体の彼らを、ぜひチェックしてください。