これまでのVストロームに7馬力を上乗せ!
新型Vストローム1050はスロットルボディを大きく(スロットルボアを45φから49φに大径化)したこと、そして電子制御スロットルでの緻密な制御によって排ガス規制に対応しながら約7馬力の最高出力アップを果たしています。
パワーアップは嬉しいことです。
でも個人的には『じゃあそれで乗ったフィーリングはどう変わったの?』ってところのほうが気になる!
そこに答えてくれたのはテストライダーの小島さんでした。
間違いなく、いちばんこのバイクを乗り込んでいる人です。
もちろん現行Vストローム1000との違いもわかっているはず。
そんな人に聞きました!
実際どうなの? 新型Vストローム1050の走りって???
そして小島さん曰く
『もちろん速くもなっていますがスロットルを開けた時がとにかく気持ち良いんです。これは本当にみんなに乗ってほしい!』
と、嬉しそうに答えてくれました!
ちなみに現行Vストローム650は、650ccながら高回転までどこまでも伸びるフィーリングが最高に気持ちいいエンジンを搭載していますが、新型1050はそういう『回転の上昇感』が楽しめるバイクになっている、とのことです!
『安定感、スタビリティアップを果たしつつ、乗り心地も柔らかく快適になっています。だけどヤワじゃなく、どこまでも伸びていくようなエンジンフィーリングを安心して楽しめるんです。ドライブモードセレクト(S-DMS)もあるので、乗っていて本当に飽きないんですよ!』
おおお、これはちょっと楽しみ!?
ボクが聞いている限りの個人的な印象としては、現行Vストローム650の扱いやすさ・安心感・気持ち良さが、そのままリッタークラスで楽しめるんだぞ!という雰囲気でした。
小島さんが言う『加速の伸びの気持ち良さ』はかなり気になる!
650みたいに回す気持ち良さがある新型Vストローム1050……これは期待が膨らみます!
新型Vストローム1050は、使い勝手から質感までこだわった!
『今回はこれまで多かったお客様の要望にかなり応えることができたと思います』
という安井さんは、エンジン担当ながら全体的にVストローム1050に関わった様子でした。
『要望の多かったヘルメットホルダーのほか、シート高のアジャスト機構、USBソケットなど乗る人への気遣いをたくさん実現できたと思います』
『メーター上側のバーはナビやスマホなどのマウントもできるようにしています。細かい部分ではネジの色などにもこだわりましたし、全体的な質感を大きく上げられたと思います』
インパクト大のデザインに、伸びの良いエンジン、そして細やかな気遣い。
これは早く乗ってみたいですね!
この時期に欧州ミラノショーで発表されたっていうことは、発売時期のイメージはKATANAに近いかな?
来年2020年の5月~6月あたりに注目したい!
いちばん左の開発のチーフを務めた寺田さんとしては
『Vストロームらしさは変わらないまま。Vツインの鼓動感もありつつ、上がしっかり回るエンジンを楽しみにしていてください』
と自信たっぷり!
そして先のデザイン担当の宮田さんも
『自分のバイクがいちばんだ! と自信を持てるデザインにしました』
ということです。
新型Vストローム1050、発売が楽しみすぎる!