1980年代から1990年代、世界ロードレースGP(現MotoGP)で活躍したスズキのケビン・シュワンツは、今でも多くのファンのあこがれの存在でしょう。そんなケビンが現役バリバリのGP500ccクラスライダーだった時代に、東洋で最も著名な公道レースであるマカオGPに出場していたことを、皆さんはご存知でしょうか?
真に勇敢なライダーとは?
まずマカオGPがどんなレースなのか? それを知りたい方はお手数ですが下記リンクの過去記事をお読みいただければ幸いです。
スズキの秘蔵っ子として注目されていた1988年当時のケビンが、本職のサーキットでのロードレースではなく、リアルロードレーシング・・・マン島TTに代表される、公道を使ったロードレースに出場することになったニュースは、当時大きな話題になりました。
1980年代後半の時代には、GPなどのロードレースと、リアルロードレーシングのライダーはそれぞれ分化していました。そして、リアルロードレーシングのファンの中には、「サーキット専門のGPライダーより、リアルロードレーシングのライダーの方が勇敢だ!!」と考える者もいたりしました。
ウィリーしまくりんぐなケビンをお楽しみください?
勇敢とは何か? は皆さんそれぞれお考えいただくとして、1988年マカオGPに出場したケビンは非常に勇敢なライダーかつ、非常に優れたエンターティナーでした!
スズキのワークスマシンに乗るケビンは、コース端のほとんどがウォールやガードレールというマカオGPのコースを誰よりも速く駆け抜け、余興的に頻繁にウィリーを披露しました。
2ストローク4気筒GPマシンを、完璧に支配下におくことができるエリート・アスリートのみが披露することができるパフォーマンスを、ぜひ動画でお楽しみください!
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