ある意味、ビッグアドベンチャー以上?
400ccクラス唯一のアドベンチャースタイルを持った400Xがリニューアルしたのですが……もう何もかもが違いすぎてヤバいです。
1年とちょっと前に400Xには乗っています。
そのときの印象は……
ゆる旅バイクです。
そういうフィーリングでした。
これはこれで悪くないよナァ……と、1年前には思っていたのですが……
新型400Xがえらいことに!?
正直な感想として伝えます。
断然、新型400Xが良いんです。
スタイルそのものは、大きく変わらないものの、じっくり見るとずいぶん洗練されてます。
特にシュラウド周りのデザイン変更が効いてますね。
高級感とカッコよさをさらに備えて、より男前に仕上がっております。
しかもウインドスクリーンが20mm延長で快適さアップ!
前回『ココはちょっと改善ポイントかな?』と書いた下側からの走行風の巻上げも無くなった!?
先代400Xだと、高速道路で下半身に当たる風がすこし気になってましたが、新型は綺麗にライダーを風から守ってくれます。
いやいや、やってくれましたネ。
さすがホンダ!!!
でも、その改善すら「些細なレベル」だと思えるのが新しくなった400Xです。
まず、わかりやすいのがこちら!
フロントホイールが17インチから19インチへ大径化。
それに伴い『フラットダートでの走破性を向上』となっております。
これまでの400Xは、ロードスポーツにアドベンチャースタイルの快適さを組み合わせたクロスオーバーモデルで、基本的にはオンロードバイクという位置付け。
それが2019年モデルから、オフロードも走れまっせ!と変わったのです。
だからってわたくし、新型400Xの真髄はオフロードだ!なんてことは言いません。
最大の感動は他にあります。
でも……そのオフロード性能も確かなものでした。
まずは先にそれを。
前輪が大径化されたことによる走破性向上は当然。
これも良いのですが、リアサスペンションに分離加圧式が採用されてしなやかになったことが、個人的にはお気に入り。
荒れた道での走りを『楽しい!』と思えるバイクになっています。
そして、素晴らしいのが車体サイズ!
全長2140mmはバイクとして小さくはありません。
身長176cmのボクが跨っても充分にボリュームあります。
でもリッタークラスの大排気量アドベンチャーに比べれば、比較するまでもなくコンパクト。
重量だって196kgですから、平気的な日本人男性ならまず「重すぎっ!」とは思わないレベルです。
だから不安定な路面で大きさ、重さを恐れないんです。
ボクのようなオフロード苦手ライダーには、これがものすごく重要!
さらにもうひとつ!
アドベンチャーバイクとして考えると“最高クラスの足着き性能”がとても良いのです。
泥でぬかるんだ場所や、激しく荒れたポイントは足ベタベタでクリアできる。
足着きが厳しい大型バイクじゃ真似できない芸当です。
ある意味、ビッグアドベンチャー以上に勇気を持ってダートに挑んでいけると言ってもいい(笑)
これなら、かなり冒険できそう!
オフロードはこれくらいにして
そして、ここからが新型400Xでいちばんの興奮ポイントですよ?
心底「良くなったな新型400X!」って思ったのはオンロードでのフィーリングなんです!