無線の次はチョンマゲ”問題?!
道上選手に最近の出来事をうかがうと、「チョンマゲですかねー」と。
「チョンマゲ?」
「ヘルメットに新たなエアダクトを付けて、ヘルメット内のクーリング性能を上げようと」という道上選手。
ピット内にはヘルメットを大事に保管する台があり、その上で管理されている二人のヘルメットの頭頂部には確かに“チョンマゲ”のようなチューブが載っている。
殿様のチョンマゲみたく黒く塗ろうかと画策中だという。車内を見せていただくと、NSXのフロントウインドウとルーフの境目あたりにホースが延びていて、それをドライバーが乗車した際に繋げるというアナログな手法だ。
実は予選日のこの話を最初に聞いたときは、少し堅い材質のホースを使っていたことでちょっとした事件があったのだった。
なんと道上選手が運転をしている最中にいわゆる“寝違い”のような症状、筋を痛めたという。
「正確に言えば肩甲骨の筋ね。ホースつなげてて、そのホースが堅くて首の自由が効きづらくて、たまたまAコーナー(コカコーラコーナー)に入って、縁石にパンって載ったときに首がカクンってなって……(全員大爆笑)。ホンマやで。なんか首がもってかれたんですよ。いま(予選終了後の夕方)柔らかいのに入れ換えてくれてる。いまボクに近寄るとシップの匂いしますよ」と道上選手。
レース終了後にその効果をうかがったら、かなり効果があったらしい。
「有ると無いでは全然違います。これまでは走り終えると頭がボーっとしていたのがなくなり、効果テキメンでした。これからの季節は必須です!」と道上選手。
決勝では快適かつ効果的に使えてホントに良かったですね。次戦の鈴鹿以降、二人のヘルメットの“チョンマゲ”にも注目して見てみてほしい。
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