YARTとホンダ・エンデュランス ・レーシング・チームの首位争いが続く!!
決勝レースのスタート、ホールショットを奪ったのはSERT(スズキ・エンデュランス ・レーシング・チーム)のグレッグ・ブラック! しかしF.C.C. TSRホンダ フランスのマイク・ディ・メリオがG.ブラックを抜いて首位に浮上! ポールポジションスタートのYARTヤマハ、そしてホンダ・エンデュランス ・レーシング・チームが首位争いの一群を形成します・・・。
まずここから一時脱落することになったのはTSRでした・・・。昨シーズンのFIM EWC王者チームはマシントラブルにより後退・・・。1時間経過時は、ホンダ・エンデュランス ・レーシング・チーム、YARTヤマハ、SERT、そしてチームSRCカワサキ フランスまでが、1〜4位で同一周回の28周を消化。TSRはこの時点で、20位まで後退してしまいました・・・。
ランキング首位のSRCカワサキはマシントラブルで後退・・・!
なんと、第2戦終了後ランキング首位となったチームSRCカワサキ フランスは、マシントラブルでリタイアという結果に・・・。そしてレースは、ホンダ・エンデュランス ・レーシング・チームとYARTヤマハの僅差の首位争いが続くことになりました。
2時間経過時は、ホンダ・エンデュランス ・レーシング・チームとYARTヤマハの差は3.578秒! しかし、ホンダ・エンデュランス ・レーシング・チームのランディ・ドゥ・プニエの転倒などのトラブルもあり、スタート後3〜5時間の時間帯は、YARTヤマハが首位に立つことになります。それをホンダ・エンデュランス ・レーシング・チーム、SERTが追う展開が続きます。
2位に30秒〜1周の差をつけていたYARTヤマハですが、なんとピットレーンの速度違反でペナルティをとられ、その間にホンダ・エンデュランス ・レーシング・チームに首位を奪還されるということになってしまいました。
Stop & go for bike #7 - YART Yamaha due to a 70KM/h speed in pit lane... nothing to do with the earlier 'incident' with bike #91 then #8hSlovakiaRing #FIMEWC pic.twitter.com/jRbFd68JP0
— FIM EWC (@FIM_EWC) 2019年5月11日
ランキング首位にはSERTが浮上!
6時間経過時、首位ホンダ・エンデュランス ・レーシング・チームと2位YARTヤマハの差は1周。2位に約1分15秒遅れで3位にSERT。そして序盤に大幅に後退したTSRは、なんと首位に3周遅れの4位までポジションを回復しました!
ここまで晴れ続きの天気でスロバキアリンク8時間は進行しましたが、残り2時間というところで雨が降り出します・・・。そして、なんと雨の厄災は優勝争いをするホンダ・エンデュランス・レーシング・チームを襲うことに・・・。
Crash for Randy de Puniet! #8hSlovakiaRing #FIMEWC pic.twitter.com/MQyWwm9S7I
— FIM EWC (@FIM_EWC) 2019年5月11日
This is endurance! @RandydePuniet14#8hSlovakiaRing #FIMEWC pic.twitter.com/nAyNTA7bKS
— FIM EWC (@FIM_EWC) 2019年5月11日
ランディ・ドゥ・プニエの転倒によりダメージを受けたCBR1000RR SP2は、メカニックたちの必死の修復作業によりコースに復帰しますが、これでホンダ・エンデュランス・レーシング・チームは優勝争いから大きく後退することになりました・・・。
そして8時間後のゴール、真っ先にフィニッシュしたのはYARTヤマハでした! 昨年のスロバキアリンク8時間を制覇した同チームによる大会2連覇!! という結果となりました。2位は常に上位争いに加わったSERT。3位はなんと序盤に大きく遅れたTSRが入ることに!
ここまでの今シーズンの3つのレースは、すべて優勝チームが異なるという結果になりましたが、この事実はいかに各チームの戦力が拮抗しているかのひとつの証左でしょう。そして第3戦消化時点ではランキングの首位にSERTが浮上! 6月9日決勝のドイツ・オッシャースレーベン8時間、そして7月28日決勝の最終戦"コカ・コーラ鈴鹿8耐"・・・残り2レースの展開がどうなるか・・・ますます目が離せなくなりました!
FIM EWC 第3戦 スロバキアリンク8時間 決勝
1 YARTヤマハ ヤマハ EWC 218周
2 SERT スズキ EWC 217周
3 F.C.C. TSRホンダ フランス ホンダ EWC 217周
4 13 WEPOLレーシング ヤマハ EWC 215周
5 VRD Igol Pierret Expériences ヤマハ EWC 215周
6 ジュニア チーム LMS スズキ スズキ SST 213周
FIM EWC 2018-2019 ランキング ※第3戦終了時
1 SERT スズキ 113
2 チームSRCカワサキ フランス カワサキ 103
3 WEPOLレーシング ヤマハ 99
4 YARTヤマハ ヤマハ 87
5 F.C.C. TSRホンダ フランス ホンダ 79
6 ホンダ・エンデュランス ・レーシング ホンダ 75