連載『ホンダ偏愛主義』。自他共に認めるホンダマニア・元Motor Magazine誌編集部員でフリーランスライターの河原良雄氏が、ホンダを愛するようになった理由を、自身の経験を元に紐解きます。今回は、ホンダマニア的ホンダ車カラーの選び方についてご紹介。色の決め方、ちょっと変わるかも?(デジタル編集:A Little Honda編集部)

無難な白黒?それとも色味のある車種?あなたならどっち?

「人気色は黒、白ですね。ただし白は有料色なので、黒を選ばれる方が多いんです。リセールバリューも黒、そして白の順です」とY氏。「黄色は有料色で夕暮れ時の視認性が高いのでお薦めなのですが選ばれる方は少ないですね。カスタムにレッド&ブラックも用意されてますが、どっちも有料カラーとあって皆さん二の足を踏まれます」と。確かに黒、白は無難である。でもクルマを楽しむなら是非とも色を楽しんでいただきたい。

私が大好きな赤は顔料の関係から手入れを怠ると色褪せは避け難い。フィット、インサイトと相次いで“赤”を息子に譲ったのだが、愛車精神が乏しく手入れなしの野ざらし状態。2~3年したら完全に色褪せしていた。黄色もしかり。赤ほど目立たないが色が薄くなる。

ホンダの赤で長年好きなのがミラノレッドだ。ミラノと言えばアルファロメオである。個人的にアルファロメオは大好きなので抵抗はないが「何もミラノを名乗らなくっても」とは思う。その明るいソリッドカラーはいつ見てもきれいだ。

ホンダデザインの良さはシンプルなプレスラインにある。それを生かしてくれるのがソリッドカラーなのだ。

確かにメタリック系やパール系は立体的な面を引き立たせてくれる。が、ソリッドカラーでデザインの良さを見せてこそ、だと思う。つい最近、幌を新品に換えた我がビートを眺めて改めてそう思う次第。

クルマはデザイン勝負。それを決めるのはボディカラーでもある。白、黒、シルバーが定番なのはドイツ系輸入車。それがホンダ車にも通用するのはある程度は理解できる。

でも、せっかくホンダ車を選ぶのなら、ちょっとでもビビッドなカラーにして日々の生活を明るくして欲しい、少なくとも私は思う。駐車場で「私のクルマだ!」と見つけやすくするためにもね(笑)

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ベースはシビック、エンジンはアコード…その車の正体は?!

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