復活したW800に乗りました。なんだこのエンジンは!? ここまでの味わいが厳しい排ガス規制をクリアして作れるなんて、乗った後でも信じられません。今までとは完全に別モノ。しかも英国車やアメリカ車ともまるで違う、カワサキ『W』だけの世界が確かにある。この完成度は、衝撃です!

W800のシート高は790mm!

画像: モデル/国友愛佳

モデル/国友愛佳 

新しくなったW800ストリートは、大排気量車としての風格が充分です。

身長163cmの女性ライダーが跨ると、けっこう大きく見えますね。

画像1: W800のシート高は790mm!

でも跨ってみると、乗車姿勢は完全リラックス。

肘にも余裕があってツーリングも快適に走れます。

標準的な日本人男性の体格なら間違いなくゆったり乗れるライディングポジションでした。

画像: 身長163cm

身長163cm

足着きは両足が接地。

彼女としては写真の見え方よりもツマ先立ちじゃないらしく、思った以上に安心感があるとのことでした。

信号待ちで片足のみ出す場合は、もっと安定するようです。

画像2: W800のシート高は790mm!

そして身長176cmの場合は完全に両足べったり。重量も221kgなので特に重いとは感じません。

跨ったまま、いくらでもバックできる余裕があります。

もうひとつのW800。カフェはどうだ?

画像1: もうひとつのW800。カフェはどうだ?

もうひとつ忘れていけないのが、W800ストリートと同時発売となったW800カフェです。

こちらはW800ストリートよりも、全体としてカスタムライクなパッケージにまとめられていました。

基本的にはエンジンは同じものを搭載しているのですが、心なしかエンジンの吹け上がりが軽い印象です。

画像2: もうひとつのW800。カフェはどうだ?

さすがにカフェスタイルらしくライディングポジションは前傾姿勢。

フロントタイヤの手応えはW800ストリートを上回ります。

コーナリング時も前輪にどっしりした感覚がありました。

画像3: もうひとつのW800。カフェはどうだ?

その走りを生み出すのは、低く構えたスワローハンドル。

もはやカスタムパーツ状態。メーカー純正とは思えません。

ですが純正なのでフィッティングやクリアランスも完璧。

実はここ、大きな魅力のひとつです!

画像4: もうひとつのW800。カフェはどうだ?

外観上、最も印象的なのはビキニカウルの存在です。

カフェレーサーっぽいムード満点。

しかも高速道路ではけっこう風を防いでくれて、思いのほか快適でした。

画像5: もうひとつのW800。カフェはどうだ?

そして、カフェで最も気に入ったのはホイールがブラックアウトされていること。

ブラックのエンジンもあって、現代的センスを感じます。

街で映えるのはきっとカフェでしょうね!

画像6: もうひとつのW800。カフェはどうだ?

ツートーンに分けられたカフェスタイルのシートも、W800ストリートとは大きく違う印象です。

これらのハンドル、シートの関係によるライディングポジションは……

画像7: もうひとつのW800。カフェはどうだ?

厳しく感じない、ほどよい前傾姿勢。

テンションが上がるライディングポジションという印象です。

そして、カフェレーサーというのは「ライダーが跨った状態」でこそスタイルが完成します。

懐かしくも現代的。良い感じですよね、W800カフェも!

画像8: もうひとつのW800。カフェはどうだ?

新型W800は先のストリート、そしてこのカフェの2台をラインアップします。

印象としては、洗練されたとはいえ、どこまでもカワサキW1の伝統に軸足を置くのがW800ストリート。

W800 STREET

そして伝統を重んじつつも、街で際立つスタイルを重視したのがW800カフェということになると思います。

基本的にエンジン、そして味わいは同じです。

どちらが好きか、スタイルはそれぞれの好みでしょうね。

画像9: もうひとつのW800。カフェはどうだ?

でも確かに言えるのは、どちらのW800も見た目だけのバイクじゃないっていうこと。

例えば高額な外国車にだって、走り、味わい共に負けません。

最初に言ったとおり、1966年当時の最初のWは外国車に打ち勝つために生みだされました。

それこそが『W』の本道なんです。

ニンジャでも、Zでもない、もうひとつのカワサキ。

新型W800ストリート&カフェ。

この2台は、きっと新しいカワサキの柱になる。

それだけはもう、疑いようがありません。

KAWASAKI/W800 STREET・W800 CAFE

限定40着の“Kawaジャン”が、W800と相性良すぎ!?

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