海外の人的には、このあたりの日本文化が関心の対象なんでしょうね?
2018年秋に公開された動画に関する記事はコチラになります ↓ ご参照下さい。
2018年10月に行われた日本GPの直前に公開された、マルケスがMotoGPマシンのホンダRC312Vに乗って箱根ターンパイクを激走する動画は、大いに注目を集めました。
その完全版が後に公開されるという予告のとおり、完全版がこの新春に公開されました。関東圏の「峠文化」を代表する走路のひとつである箱根ターンパイクを舞台に、日本のモーター文化・・・主に、海外からファッション的に注目されている様々な分野を紹介する内容になっています。

占有で行われた箱根ターンパイクでの撮影で、ホンダが誇るチャンピオンマシン、RC213Vを駆るMotoGP王者のM.マルケス!

最初にマルケスが追い抜くのは、出前仕様のホンダ スーパーカブ。世界で累計一億台以上を販売した、「実用車のキング」と動画内で紹介されています。なおライダーは、かつて全日本選手権500ccクラスのライダーとして活躍した、アイ・ファクトリー代表の五百部徳雄さんです!
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次にマルケスがパスするのは、「ハコスカ」こと1970年型日産スカイラインGT-R。言わずと知れた、日産のモータースポーツ史を語るに欠かせないモデルです。
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1970年に盛り上がったのが「デコトラ」ブーム。その名のとおり、デコレーションされたトラックが当時日本の街道を駆け抜けていました。動画に登場するのは、日野レンジャーをベースとした1台です。
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ホンダCBR400RR、VFR400R、そしてNSR250Rという、1990年代初頭まで続いた「レーサーレプリカブーム」時代に人気のバイクたちは、「走り屋バイク」と紹介されています。レーシングレザースーツの上に、スウェットなどを着ている・・・という解説コメントに、昔を懐かしむ方も多いのでは?
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最後に登場するのは、RE雨宮のマツダRX-7。日本のチューニング文化は、海外に広く紹介されて、多くの人々に認知されている・・・ことがキャプションで紹介されています。
www.youtube.com海外の人を魅了する日本のモーター文化の数々を、ぜひ動画をご覧ください!
秋に動画が公開されたとき、正統派を自認する人の何人かは「これが日本のモーター文化のすべてみたいに紹介されるの嫌!」とSNSなどに発信する方も多かったようですが、海外のモーター文化の表面だけを理解したつもりになって日本で楽しんだりと、その辺は「お互い様」のではないでしょうか・・・ね?
表面や格好だけを見て興味を持ち、そこからさらに真相深掘りしていただければ・・・。まずは海外の人たちが、日本のモーター文化(の一部にでも)興味を持っていただければ、それでオッケーという寛容さを持ちたいですね。※個人の感想です。
そんな賛否両論? の動画の完全版をご覧になって、異文化としてのモーター文化の相互理解について、想いを馳せていただければ・・・と思います。
Marc Márquez Races Through The History of Japanese Motoring
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