レース2ではライバルたちの追撃を振り切る!
レース2は、ランキング2位のチャズ・デイビス(ドゥカティ)が好スタートでレースをリード。2番手にヤマハのマイケル・ファン・デル・マークがつけますが、3位にいたレイは3周目にファン・デル・マークをかわして2位に浮上。そして12周目には首位のデイビスを抜いてトップに立ち、そのまま21周のチェッカーを受けてフランスラウンドのダブルウィンを決めました!
王者J.レイの足跡をザッと振り返りましょう
1987年、北アイルランド出身のレイは、1997年に英国モトクロス60ccクラス王者となり、幼い頃から才能の片鱗を見せつけていました。2003年からはロードレースに転向。数年間英国選手権を戦ったレイは、ワイルドカードでSBK併催のSSP(世界スーパースポーツ選手権)デビューを飾りました。
2009年からホンダ系チームでSBKに参戦。この年のミサノで記念すべき初勝利を記録します。その後長年レイはホンダ系チームで戦い合計15勝を記録するもタイトルとは無縁でした。彼の努力が報われたのは、2015年にカワサキファクトリーに加入してからでした。
同年レイは14勝と21回の表彰台登壇を果たし、見事自身初のSBKタイトルを獲得。翌2016年は"キング・カール"と呼ばれたカール・フォガティ以来のSBK連覇を達成! 2017年もその圧倒的な強さは陰りを見せず、SBK史上初の4連覇を成し遂げます。この年レイは通算50勝を記録。また16勝、24回の表彰台という大記録も残しています。
今年2018年は、イモラでC.フォガティの持つ通算69勝に並び、ブルノで60勝目をあげてSBK単独最多勝の称号を手中に収めました! そしてこの記録を更新しつつ、フランスのレース1でSBK4連覇を達成したのです・・・。
今年の残りのレースで、レイが自身の記録をどれだけ更新するのか・・・。またそれを阻まんとするライバルたちの奮闘に期待しましょう!
SBK2018 第11戦フランス レース2
1 J.レイ Kawasaki GBR 34'16.364
2 C.デイビス Ducati GBR 00'01.804
3 M.ファン・デル・マーク Yamaha NED 00'03.552
4 T.サイクス Kawasaki GBR 00'04.879
5 M.メランドリ Ducati ITA 00'06.505
6 L.サバドーリ Aprilia ITA 00'11.477
SBK2018 ランキング ※9/30現在
1 J.レイ Kawasaki 470
2 C.デイビス Ducati 335
3 M.ファン・デル・マーク Yamaha 309
4 T.サイクス Kawasaki 273
5 M.メランドリ Ducati 250
6 A.ローズ Yamaha 213