2013年の『REDリターンズ』以来4年ぶりの単独主演作
LA近郊の海岸沿いの街で探偵業を営むスティーブ(ブルース・ウィリス)は、ふとしたことからギャングたちの争いごとに巻き込まれる。
複数のトラブルに対して応急処置を施すも、それが別のトラブルを引き起こすことになり、次から次へと連鎖して大きくなっていく厄介ごとに、一気にカタをつけようスティーブは試みるが・・・?
2013年の『REDリターンズ』以来4年ぶりの単独主演を果たしたブルース・ウィリスが、連鎖するトラブルに嫌気がさしながらも飄々と対峙していくタフな探偵をコミカルに演じている。
彼のトラブルの相手となる街のギャングスタに『ジャスティス・リーグ』でアクアマンを演じるジェイソン・モモア。その雄大な肉体をタンクトップで隠して好演している。
映画自体は超B級w。ブルース・ウィリスの存在感だけで押し切るのがすごい
冒頭から 行方不明であったサモア系家族の末娘を保護しながらも肉体関係を持ってしまい、怒ったサモアの頑強な兄弟に追いかけられ、素っ裸で夜中の街を逃げまくる展開。
本作についての前情報を全く知らなくても、ああコメディタッチなのだなとすぐに分からせてくれる笑。
ストーリーとしては、ちょっとした行き違いで発生したトラブルに、場当たり的に対応しているうちに、それらが連鎖してどんどん込み入った厄介ごとへと悪しき成長を見せる中、解決に挑むタフな探偵の活躍を描く、というもの。
一つ一つの設定や描き方は結構安っぽくて、これがブルース・ウィリス主演でなければ単なる低予算のB級映画なのだが、そこはスーパースターの存在感。予告編で訴えているように「ダイ・ハード」のジョン・マクレーンを彷彿させるような勢いを感じさせている。