その1:草レースライフ・・・それはヘルメットを買い替え続ける人生?
私が事務局員をしている国内唯一のヒストリック・ロードレーシングのシリーズ戦(例年・年間4戦)であるLOC=レジェンド・オブ・クラシックは、MCFAJ=全日本モーターサイクルクラブ連盟のクラブマンロードレースシリーズの併催イベントとして開催されています。
つまり、まったく異なる組織での運営ということなのですが、当然? のことながら安全管理上コース上での「しきたり」についてはMCFAJの運営ルールに従うことになり、ライダーの装具についてはMCFAJのルールに準じることになっております。
MCFAJの装具に関するルールで特徴的なのは、ヘルメットに関しては「スネル規格」が基本になっている点でしょう。
スネル記念財団は、非営利的機関として組織されました。この財団の特徴は利益のためでなく、人々の安全のために活動している点にあり、『レースに参加する人だけでなく、全てのユーザーを対象とした最高の規格を設定し、その規格に適合しているヘルメットか、適合していないヘルメットかを識別 する有効な手段をユーザーに提供する』というポリシーのもとに運営されています。また、[スネル記念財団]の定めるSNELL規格は、『約5年毎に規格が見直され、その度に厳しくなる』という、他の規格では見られない特徴を持っています。これは、『最大可能な防護こそ、望ましい最終的なゴールである!』という前提の下、『テスト条件を設定する際にも、最もシビアな条件を採用する!』というフィロソフィー(原理)に則ったものです。
ヘルメットの規格は「スネル2010または2015」適合品でなければならない。ただし、既に購入済製品においては「JIS8133」規格に適合した2004年以降製造のものであれば、当該レース1回のみ許可を与えるものとする。なおこのJIS製品については製造年月日が確認可能なものに限る。ロード用ヘルメットかつフルフェイス型であること。オフロード用やゴーグル装着は認められない。 未公認ヘルメットは車検時に検査を行う(未公認ヘルメット使用許可嘆願書を提出すること)。公認ステッカー代¥100。 必ずヘルメットリムーバーを装着すること。
ちなみに、よりメジャーな団体であるMFJ=日本モーターサイクルスポーツ協会では「公認」制度を施行しています。メーカーや輸入販売業社がMFJの審査を受け、合格した製品には公認シールが貼られて市場で販売されることになります。
困ったこと? に、私が今愛用しているアライのヘルメットは、今年でMCFAJの「スネル2010または2015」・・・から外れちゃうんですよね。ついこないだ入手した気分でしたけど、もうそんなに時間が過ぎてしまったんですね・・・。
LOC事務局員が率先してルール守らないってのもマズいので(苦笑)、ヘルメットを買い替えないといけないのですけど、フルフェイスヘルメットって結構お高いんですよね・・・。そしてスネル規格主義のMCFAJの場合、実質使えるヘルメットってほぼアライ一択・・・というカンジでもあります。
草レース生活をしていたから気付いたことなのですけど、近年、スネル規格を所得しているヘルメットメーカーって、アライくらいになっているのが実情です。正確&厳密に調べたわけではありませんが(すみません)、最新のスネルM2015をアライ以外で取得しているのってSHOEIの「エックス - フォーティーン」、あとはオフロード用のHJC「FG-MX」くらいじゃないですかね?
そこでアライのみに絞って次のLOC用ヘルメットを物色したところ、用品販売業の山城がアライとコラボで発売している「HR innovation」というモデルが目にとまりました。
アライヘルメットのハイエンドモデルと同等の安全性能を誇る最新スネル規格をベースに、ワイドな視界と様々なベンチレーションを装備。さらに、着脱可能なシステムパッドには、スポーツ心を擽る赤い内装色が走りを予感させ、常にライディングに集中できる快適性と基本性能に徹底的にこだわったフルフェイスモデルです。
うん、なにはともあれスネル規格取得しているならオッケー!! ということで、「グラスブラック」のMサイズをネット通販で購入しました。業者によっては3万円を切る価格で販売しているので、現在私の要件を満たすフルフェイスヘルメットとしてはコレが最安値なんじゃないですかね?
これであと10年弱は、安心してLOCに参戦し続けることができます!? そのとき私は還暦直前になっているのですけど・・・はたしてそのころ私はまだ草レース活動続けているのでしょうか・・・? あと、私を含め事務局員たちがへっぽこすぎて、10年後を前にLOCが終焉してしないようにしないといけませんね(苦笑)。
その2:やってMOTOR〜!! ピストンそのほかを交換しないと・・・
8月の初旬、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された「Vintage Meeting」という古いマシンのイベントに参加したのですが、走行一本目でなんとマンクスノートンのピストン焼きつき! をやってしまいました・・・。
さかのぼること2005年のオーバーホール時に新しいピストンを入れて、それから13年間・・・LOCをはじめとするクラシック系のレースイベントなどで30戦!くらい使ったのだから、壊れても仕方ないですかね・・・(←単なるメンテナンス不足の言い訳)。
燃料を絞り過ぎたのか・・・それともリングなどの摩耗限界か・・・そういえばバラしているとき、キャブレターのスタッドのスレッドが怪しくなっていたので、あのへんが緩んでしまったのか・・・まぁ原因究明は追ってすることにして、ピストン関連ほか消耗しているパーツ類を英国のスペシャリストに注文しました。
昔の一般的なモーターサイクルは、ピストン/シリンダーボアのトラブルの対処用にオーバーサイズのピストンが用意されていますが、きっちりGP500ccクラス(当時)の上限499ccに合わせて作られた市販レーサーのマンクスにはオーバーサイズなどは存在しないので、新品ピストンを入れるときはスリーブも交換しないといけません・・・。
ですから・・・一般的なモーターサイクルのオーバーサイズのピストン交換よりはお金がかかってしまいますが、13年間30戦走って・・・ですから年数 or 出走数で割ればお安いものですよ? へっぽこ技術にもかかわらず、私は自分の所有車は基本すべて私の手で整備してますが、部品が届き次第早く直してまたマンクスノートンの走りをサーキットで楽しみたいです!
その3:仕事道具をめぐる悩み・・・
私が仕事でPCを使うようになったのは1996年ころからですが、そのころから今に至るまでマッキントッシュしか使ったことがありません(出版業界あるある?)。正確にはドキュメントスキャナを使いたいためにウインドウズPCを購入したこともあるのですが、あくまでドキュメントスキャナの操作用に限定した使用法だったので、未だマッキントッシュのOS以外は使い方がよくわかっていないです(恥)。
今、仕事の相棒として活躍してくれているのは、MacBook Air (11-inch, Mid 2013)という古臭さが隠せない機種なのですが、その小ささがとても気に入っております。
しかし・・・今年に入ってから我がMacBook Air、やたらと作業中にフリーズをするようになったしまったのです・・・。強制再起動すると何事もなかったように復活するのですが、こりゃいつ壊れるかもわからないし、再起動を繰り返すのも正直面倒臭かったりもします・・・。カタストロフをむかえる前に、そろそろ買い換えないといけないな・・・などど思ってます。
日本最先端のウェブメディア? であるLawrenceの(名ばかり)副編集長としては恥じ入るばかりなのですが、マッキントッシュ含めPCとかにあまり興味のない私は、とりあえず一番安いマッキントッシュのノートでいいや、と今現在は思ってます(いいモデル買っても豚に真珠なので)。
でもウワサによると、最も安いノートの現行MacBook Air(税別98,800円から)って、今年の秋にモデルチェンジするとかしないとか・・・と言われているみたいなんですね(廃盤、というハナシも)。
磁石で電源コネクタがカチャって本体にくっつくMagSafe(マグセイフ)とかも、古臭い技術ということできっと新型では廃止になるのでしょう・・・。私、今のマッキントッシュのノートの「USB-C」とか、抜き差しが面倒かつ不便そうに思えて仕方ないんですよね(実際は合理的で便利なのかもしれませんが・・・)。
まぁ我がMacBook Airにカタストロフが到来しないことを祈りつつ、新型の登場(または廃盤決定)を待って、それから買い替えを本格検討しようかな・・・と思います。それにしても・・・遊び道具のヘルメットやバイクのパーツはホイホイとお金出すのに、カネを生み出す仕事道具への投資にはグダグダぬかして先延ばし・・・って、私社会人としては完全にダメな輩です・・・(恥)。