猛暑炎暑でぐったりだぁ??やいやい、そんなこっちゃあお天道様に笑われやすぜ!というわけで、暑気払いには熱い男たちの物語にどっぷり浸かりましょうぜい。
色気のある男たちを描いたら天下一品の岡田屋鉄蔵先生の超絶時代劇『MUJIN 無尽』(ヤングキングコミックス)、現在5巻まで発売中ですぞ!キエイ!

実在の隻腕の剣客、伊庭の小天狗こと伊庭八郎の生涯を描く大傑作

江戸時代の末期。いわゆる幕末の動乱期に活躍した天才剣士、”伊庭の小天狗”こと伊庭八郎。
彼と彼を取り巻く様々な実在の剣士たち(例えば近藤勇、沖田総司、土方歳三ら新撰組の面々)との交流を鮮やかに描き、世の中の仕組みのガラガラポンに翻弄されながらも剣と武士道に生きた熱い男たちの生涯を描く、大傑作、それが『MUJIN 無尽』。

筆を取るのは岡田屋鉄蔵先生。

時代劇を軸としたさまざまな作品や、BL系の作品も多く手がけてらっしゃる、実に色気のある、そして粋な男たちを描く漫画家さんです。

主人公が剣豪だけに、剣戟のシーンも多く、道場での激しい稽古もめちゃくちゃかっこいいし、試合ではなく死合、つまり真剣での斬り合い場面もものすごくリアル。華麗な殺陣というより、あくまでリアルさで勝負のスリリングな描き方がほんと最高です。

さらに、江戸っ子である伊庭八郎たちの、べらんめえ的なお江戸言葉もマジで粋の一言。時代劇ドラマで見られるような侍言葉(そういうシーンもありますが)というより、街中で生の輝きを見せる男たちの生き生きした姿をきっちり描いていて、ぐいぐい引き込まれちゃうんです。

セクシーで骨っぽくて男たちの活劇にどっぷり浸かれ!

伊庭八郎は維新側ではなく、佐幕派、つまり最後まで薩長に徹底抗戦して最後は五稜郭で生涯を閉じます。だからなんでしょうか、近藤勇ら幕府側で戦う男たちが早くから登場するし、全体的に佐幕派よりのトーンで物語は進んでいます。

世の中、わりと坂本龍馬をはじめ、倒幕側の目線で描かれる幕末ものが多いですけど、本作はその逆をいっていて、滅びゆく幕府に殉じる武士たちの美学みたいなところにテーマを置いているようです。

でも、それはそれとして、伊庭八郎をはじめ、登場する男たちはあくまで一本気、粋で筋が通っているかっこいいサムライばかり。一般的に病弱の美男子として描かれる沖田総司も剣は強いけど中身はガキ(この辺は、新撰組を描く別の劇画の傑作「アサギロ」も同じですね)だし、土方歳三も(5巻までは、まだ新撰組設立以前の、近藤勇を道場主とする天然理心流の食客?状態ですが)なんとも飄々とした風来坊。なんだけど、みんなやっぱりセクシーで骨っぽくて男の魅力全開なんです。

本作にはなかなかこれ!という女性が出てこないので、そこが良くも悪くも岡田屋鉄蔵先生の作風なんでしょうが、物足りなく感じる人もいるかもです。
でも、実際にはそんな不満はゼロ。なにせ男が惚れる、きっぷのいい男たちがこれでもかっとばかりに活躍してて、熱くて熱くて文句なんが絶対に出てこないはずですからっ。

さあ!いますぐ全巻買って、ぼくに追いついてください。

最高ですぜ!とっとと買って、とっとと読んでおくんなまし!

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