ワクワクするって、こういうこと!
![画像: ワクワクするって、こういうこと!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783342/rc/2018/06/15/a4153941368016fa264193dc3bb5730ea8ae2835_xlarge.jpg)
ひとしきり眺めて満足。そして走り出します。
《その1》から続いてます!
まずね、エンジン始動から既にヤバいんです。
特に2017年の10月にマイナーチェンジされて、最高出力が110馬力にアップした現行モデルが特にヤバい。
それまでのCB1300SFとは完全に別モノです。
![画像1: 《その1》から続いてます!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783342/rc/2018/06/15/30e4fab1d6232340dbcfdf3c0771c32ad4a999ad_xlarge.jpg)
キュルルッって軽くセルが回って、エンジンに火が入った瞬間……
ド、ゴオオオォォォー!!!
ってバイクが目覚めます。この時の迫力、ハンパじゃない……
![画像2: 《その1》から続いてます!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783342/rc/2018/06/15/4691b1e7a5feca25872d04c26e24457d9dc4119d_xlarge.jpg)
ヤバい、これ絶対ヤバいやつだ……って乗ったことが無い人なら完全にビビるレベルです。
はマイナーチェンジ前と後で変化がものすごいんですよ。よく「ホンダのCBは優等生だよね」って言われたりしますが……
こんな優等生いるはずないだろ!って、ツッコミ入れたくなります(笑)
でも、なんか嬉しくなる。ワクワクする!
もうずっと走っていたい……
![画像: もうずっと走っていたい……](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783342/rc/2018/06/15/d6439fc9c81c7a3da2f8c3808807cf298883d2e2_xlarge.jpg)
重量268kgの重量級ですが、基本、パワーでいろいろねじ伏せます(笑)
発進もクラッチをつなぐだけで余裕でいける。
そしてバイクまかせで動き出すと、もう瞬間的に感動します。そのパワー感です。
スピードなんて30km/hでいいんですよ。それでもこのバイクが秘めた『力』は全身に伝わってくるんです。
そして、重量級の車体なのに極低速の時速30kmでも超安定。どっしり構えてビクともしない!?
これ、スゲェ……ずっと乗っていたい。
その重量も武器にする
![画像1: その重量も武器にする](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783342/rc/2018/06/15/690ec4c1fec229aba7a17f005c37e2861aeb8d2b_xlarge.jpg)
両足が地面から離れて、走り出すとCB1300は独特の世界を見せます。
これが不思議の塊。
試しに左右に振ると、全然重さを感じない。ヒラッと軽く動くんですよ。
重量感が完全に消えて無くなるんです。
でも、コーナリングになると、これがまた違う!?
![画像2: その重量も武器にする](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783342/rc/2018/06/15/795490c0bf2fe89284927267b6247c80698f37d7_xlarge.jpg)
動き始めはヒラリと軽く、狙ったラインにピタリと乗ります。ハンドリングは切れ味鋭いっていうタイプじゃないと思う。そういうのはCBRの世界ですから。
それより驚くのは狙ったラインをほとんど外さないことです。
イメージ通りにバイクが動く
排気量1300ccの巨体が手の内にあるような錯覚を覚えます。
普通に考えたら110馬力を使いこなすなんて到底無理。でも、それができる気がしちゃうんです。
このフィーリングを技術と積み重ねで生み出したのなら、ホンダはやっぱりとんでもないメーカーだと思います。
![画像: イメージ通りにバイクが動く](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783342/rc/2018/06/15/ab0b14bad211684a48334d4b6888c1db553b478f_xlarge.jpg)
しかも、いまどきリヤ2本サスですよ? これはもはやクラシックの領域です。
でもバイクをバンクさせた状態でも、前後タイヤの接地感が手に取るように感じられる。
きちんと路面をトレースしてくれるんです。
その重量も武器に
そして、この安心感を生み出すのには重量も関わってきます。
車両重量268kgの重さを逆手にとって安定感に変換しているんです
走行ラインを定めた後は、そこから揺るがない。だからバイクを寝かせていくことを恐れません。
本当にコーナリング中は、路面に張り付いたような安心感に包まれます。
![画像: その重量も武器に](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783342/rc/2018/06/15/433055c086d031974d5615562dd11ad1e2261379_xlarge.jpg)
だからCB1300を動かすときには、ブレーキも重要です。
もちろん制動力も充分。重い車体をものともしない減速だって可能です。
でも、それよりバンクした状態から、フロントブレーキを使って車体を起こすのが簡単にできる!
本当に車体がよく出来ていて「バイクとして正しく動く」からこそ、です。バンク状態からフロントブレーキで起こして、逆側に切替す。
正統派のバイクの操りかた。それを確実に実践できるし、メリハリのある走りかたが楽しいんです。
これぞ王者の余裕!
![画像1: これぞ王者の余裕!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783342/rc/2018/06/15/d3839fc60498501cf5689028dff0f0f663c117f4_xlarge.jpg)
あとはその安定感に護られて、スロットルオンするだけ。すごい安定感だから、それが誰でもできます。ゴウッ!っとマフラーが一発吼えて、加速態勢に移るんです。
このときのパワーの出方が綺麗で、減速から加速へのつながりがスムーズ。ちなみに現行モデルは、かなりレスポンスが良くなっています。でもギクシャクしない!
そして、加速感がもう……たまらん。ちょっと誤解を招きそうですが、これまた力技でねじ伏せていく感じが快感すぎる。気持ちいい!
![画像2: これぞ王者の余裕!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783342/rc/2018/06/15/92ba09c39afda247a9b1f8e6d4cb6c8f155a13d1_xlarge.jpg)
やっぱり、バイクはこうじゃなきゃ!って思いました。
純粋に速いだけの世界じゃない。速いけど、それだけじゃないんです。
CB1300って、これに乗った人が全員「このバイク、最高かよ!?」って思えるバイクなんですよ。
それを生み出すために、あらゆる方面にたっぷりの余裕がとられています。
これが大排気量スポーツの決定版。これぞホンダのフラッグシップ。
王者の度量って、きっとこういうことなんでしょうね!