1959年以来のホンダ伝統の『CB』ブランドは、やがて1970年代に原付からナナハンまでフルラインナップされるようになっていった。

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『CB』は50~750ccまでフルラインアップ化される

タイトルカットに掲載したCB400TホークIIは、ヨンフォアの後継機として発売された400ツイン。コンパクトな車体に、CDI点火やバランサーを装備した超ショートストロークOHC3バルブ2気筒エンジンを積み、優れた運動性能を発揮した。丸っこいスタイルから当初は「やかんタンク」、「ポークII」などと呼ばれた(やかんと呼ばれたタンクは翌1978年のマイナーチェンジで変更された)。

性能的には、ヨンフォアを上回る40psの高出力を発生し、軽快な走りで高い評価を獲得。翌1978年に追加された流麗なスタイルのCB400NホークIIIとともに、大ヒットモデルとなった。またCBの名前は50cc原付までシリーズ化され、90/125/250/350/400/550/750ccとラインアップを揃え、ロードスポーツの代名詞へとなっていく。

画像: CB400N HAWK III(1978) エンジン、車体ともにホークⅡがベースだが、すでに海外市場でリリースされていたCB900Fのデザインを受け継ぐ流麗なスタイルを取り入れてイメージチェンジ。クラス初のフロントダブルディスクと6速ミッションも装備し、高い人気を集めた。

CB400N HAWK III(1978) エンジン、車体ともにホークⅡがベースだが、すでに海外市場でリリースされていたCB900Fのデザインを受け継ぐ流麗なスタイルを取り入れてイメージチェンジ。クラス初のフロントダブルディスクと6速ミッションも装備し、高い人気を集めた。

画像: BENLY CB50(1971) CBシリーズ展開は50㏄クラスにも波及。俗に「縦型」と呼ばれる新開発のOHC単気筒エンジンをパイプフレームに積み、50㏄クラスとして初めてタコメーターとヘルメットホルダーが装備された。1973年に機械式ディスクブレーキを持つCB50JXにチェンジ。

BENLY CB50(1971) CBシリーズ展開は50㏄クラスにも波及。俗に「縦型」と呼ばれる新開発のOHC単気筒エンジンをパイプフレームに積み、50㏄クラスとして初めてタコメーターとヘルメットホルダーが装備された。1973年に機械式ディスクブレーキを持つCB50JXにチェンジ。

画像: BENLY CB125T(1977) 後のホークIIIやCB750Fに通じるスタイリッシュなフォルムに、マックス1万3000回転という高回転高出力型の180度クランクOHC2気筒エンジンを搭載したスポーツモデル。熟成を重ねながら2003年まで生産が続けられたロングセラーモデルだ。

BENLY CB125T(1977) 後のホークIIIやCB750Fに通じるスタイリッシュなフォルムに、マックス1万3000回転という高回転高出力型の180度クランクOHC2気筒エンジンを搭載したスポーツモデル。熟成を重ねながら2003年まで生産が続けられたロングセラーモデルだ。

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